2013年(平成25年) 8月2日(金)付紙面より
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酒田市総合文化センター体育室に巨大な迷路が出現した。制作したのは、市高校生ボランティアサークル「かざみどり」のメンバー。迷路は4つのステージで構成しており、子供たちが2度、3度と挑戦する姿が見られた。
市中央公民館(井上太館長)が、にぎわいの創出と同センターの利用率向上を目的に初企画。デザインを担当した同サークル代表の武田悠君(17)=鶴岡工業高2年、酒田市上安町二丁目=によると、7月に小物作りを始め、同31日に展示用パネル156枚をつなぎ合わせて迷路にしたという。
迷路の中は、▽ジャングルゾーン▽海のゾーン▽洞窟ゾーン▽未知のゾーン―の4ステージで構成。このうち海のゾーンでは、酒田海上保安部の協力で巡視船艇などのパネルを展示。また、未知のゾーンでは、暗幕を張った上で電飾を点滅させ、入り口と出口の2カ所を「光のトンネル」にした。3つのチェックポイントがあり、全てのスタンプを押してゴールすると、景品がもらえる。
設置初日の1日午前から大勢の子供たちが訪れ、所々にある“行き止まり”に苦戦しながらも次々とゴールしていた。武田君は「映画『インディ・ジョーンズ』をイメージした迷路。全員が楽しめるよう作ったので、ぜひ遊びに来てほしい」と話していた。迷路設置は今月8日まで。
2013年(平成25年) 8月2日(金)付紙面より
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山形の自然を体験しようと長野県や東京都などの小中学生たちが4日まで、5泊6日の日程で鶴岡市を訪れ、同市小国の小学校跡地「ふるさとふれあい村」に宿泊し、野外炊飯や海水浴などで自然体験をしている。
長野県で子どもたちなどを対象に自然学校や合宿プログラムを実施しているネイチャーセンター(長野市、内田幸一代表)が主催。1989年に雑誌で「ふるさとふれあい村」を知ったのをきっかけに海・山・川など自然が豊かな鶴岡を訪れて以来、毎年この時期に子どもたちを連れてキャンプを行っている。今年で25年目。
今回は職員の大日方隆幸さん(41)を団長に長野県や東京都、岐阜県などから職員の呼び掛けで集まった小学1年から中学3年までの子ども41人と、引率の大人15人が参加した。
1日は温海地域の出羽商工会温海支所で、関川地区に伝わる伝統工芸・しな織のしおり作りに挑戦。同商工会女性部の3人が指導した。子どもたちはしな織の布をはさみで好きな形に切り、ひもを付けるなどしてしおり作りを楽しんだ。
長野市から来た室賀美夏(9)さん=信州大学教育学部付属長野小学校4年=は「しな織は木の皮でできていると聞いてびっくりした。しおりは学校で使いたい」と笑顔で話した。
一行は海水浴や一霞焼の体験、地元との交流会などを行い、4日帰途に就く。