2013年(平成25年) 8月28日(水)付紙面より
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鶴岡市大宝寺町の大宝幼稚園(三浦洋介園長、園児80人)で26日、ミニコンサート「バイオリンとピアノ演奏を聴く会」が行われた。
情操教育の一つとして子どもたちの豊かな感性を育もうと、大宝幼稚園がバイオリン奏者の寒河江克己さん(鶴岡市神明町)と、ピアノ奏者の三田村純子さん(同市稲生二丁目)を招いた。
この日は、全園児と父母たちが参加。「ちょうちょう」や「キラキラ星」など、バイオリンとピアノのコラボレーションによる生演奏を楽しんだ。
園児たちは、寒河江さんと三田村さんの奏でる音色に大喜び。絵本作家・土田義晴さん(鶴岡市出身)の絵本「森のおくりもの」に登場するバイオリン演奏を頑張る男の子の主人公が大好きなこともあって、2人の演奏を熱心に聴いていた。
2013年(平成25年) 8月28日(水)付紙面より
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鶴岡市の出羽三山神社(緒方久信宮司)の山伏修行「秋の峰」が26日、羽黒山などを舞台に始まった。北海道から福岡までの167人が「擬死再生」の荒行に挑んでいる。
同神社の山伏修行は、出羽三山の開祖・蜂子皇子による羽黒山古修験道を受け継ぐとされる。「秋の峰」は羽黒修験の四季の峰のうち、一般に公開された最大級のもの。今年は18―76歳が入峰(にゅうぶ)した。
初日の26日、山伏の装束に身を包んだ一行は、正午すぎに手向地区の下宿を出発。途中の神社で笈(おい)に新しい生命を宿すとされる儀式「梵天投じ」を行った後、随神門から石段を登り、山頂を目指した。杉木立にほら貝の音が響く中、五重塔などで拝礼しながら進んだ。
東京都世田谷区の大学生、皆川大貴さん(20)は「不安と期待が入り交じっている。しっかり修行を積んで生まれ変わりたい」と話していた。
一行は来月1日までの7日間、羽黒山中腹の吹越峰中堂(ぶちゅうどう)に寝泊まりし、山々を巡る「山駆け」、トウガラシをいぶした煙の中に居続ける「南蛮いぶし」などの行に挑む。