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2013年(平成25年) 8月7日(水)付紙面より

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自分にできる「小さな親切」 車椅子や高齢者疑似体験で学ぶ

 鶴岡「小さな親切」の会(会長・國井英夫荘内銀行頭取)主催の小学生バリアフリー教室が3日、鶴岡市のエスモールで行われた。夏休みの子供たちが車椅子の試乗や高齢者の疑似体験で「自分にできる小さな親切」を学んだ。

 障害者や高齢者にとって日常の移動や買い物がどんなものかを体験することで、「小さな親切」について気付き、考えてもらうのが目的。同会の創立30周年記念で昨年初めて行い、子供たちや保護者に好評だったことから継続で企画した。

 学校などを通じて参加を呼び掛け、市内4小学校から3―6年生計14人が参加。2グループに分かれ、鶴岡市ボランティアセンターのサポーターの指導を受け、2人一組で店内を回った。高齢者疑似体験は腰が曲がり腕や足の動きを制限するベルト、視界がぼけるゴーグル、音が聞こえにくくなるヘッドホンを着け、つえを突いて階段の上り下りなど、車椅子試乗はエレベーター乗降や買い物などを体験した。

 2年続けて参加した朝暘六小4年の清野琳緒さん(9)は「疑似体験は腰が痛くて大変だった。お年寄りの苦労が分かり、助けが必要なことも分かった」、朝暘三小5年の伊藤匠悟君(11)は「少しでも段差があると車椅子が揺れて不安定になった。乗ってみて初めて気付いた。買い物も少し高い所にある商品は手が届かず大変だった」とそれぞれバリアフリー体験の感想を話した。

 サポーターたちは「お年寄りや障害のある人たちから頼まれたら、親切の心で積極的に手伝って」と呼び掛けていた。

車椅子試乗で買い物を体験し、「小さな親切」の大切さを学んだ
車椅子試乗で買い物を体験し、「小さな親切」の大切さを学んだ


2013年(平成25年) 8月7日(水)付紙面より

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イカさばき一夜干しに 鶴岡の小学生「漁村体験」

 鶴岡市内の小学生を対象にした「小学生漁村体験」が6日、同市の由良漁港などで行われ、子どもたちがイカの一夜干し作りやクルージングなどを体験した。

 小学生と漁業者、地元住民の交流を通して、漁村への理解を深めるとともに漁業の活性化を図ろうと市農山漁村振興課が2004年から毎年、夏休み期間に実施。今回は市内の小学5、6年生34人が参加した。

 午前中は庄内浜文化伝道師の石塚孝志さんが講師となってイカの一夜干し作りに挑戦。子どもたちは1人2杯のスルメイカを包丁で内臓や目、口を取り除き、水洗いして金網に並べた。子どもたちは石塚さんや地元の女性たちから「包丁を入れる時は力を入れ過ぎないで」「内臓はつぶさないように取って」などとアドバイスをもらいながら「ぬるぬるする」「気持ち悪い」と恐る恐るイカをさばいた。

 友達と一緒に参加した藤島小6年の草島怜應君(11)は「イカはぬるぬるでさばくのが大変。家族みんなで食べたい」と笑顔を見せた。朝暘六小6年の土田蓮君(12)は「口を取るのが難しい。家でもさばく手伝いをしたい」と話していた。

 午後からは磯ガニ釣り体験や白山島散策などを行った。

石塚さん(中央)からアドバイスを受けながらイカをさばいた
石塚さん(中央)からアドバイスを受けながらイカをさばいた



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