2013年(平成25年) 9月22日(日)付紙面より
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ウオーキングイベント「みんなで歩こう! 里山歩き2013」が21、22の2日間、鶴岡市で開かれた。初日の21日は大山地区で高館山や上池・下池を巡る2コースに幼児から高齢者まで男女が参加し、秋の自然を満喫しながら健康づくりに励んだ。
同市では1993年から宮下充正東京大名誉教授の指導の下、市民の健康づくりのためウオーキングの普及を推進。里山歩きは、登山に比べ体への負担が少なく、達成感もあるとして98年から毎年この時期、市や地元の歩こう会などで実行委員会(阿部安夫会長)を組織し、開いている。
16回目の今年は、昨年までと同様、初日の大山地区の「高館山・新奥の細道コース」(20キロ)と「上池・下池・ほとりあコース」(8キロ)の2コースに約400人、2日目の羽黒地区の「羽黒山・修験のみち」(20キロ、5キロ)の2コースに約150人の計約550人がエントリーした。
このうち初日の21日は午前9時から大山地区イベント広場で開会式。大山保育園の園児約60人が酒樽太鼓を鳴らしながら「がんばれー」と声援を送る中、20キロコースの約40人、8キロコースの約360人の順に次々に出発した。青空が広がる絶好のウオーキング日和の中、参加者たちは楽しそうに談笑しながら、ハスの葉で覆われた上池沿いなどを歩いていた。
初めて20キロコースに参加した同市大山二丁目の自営業、本間一平さん(62)は「普段から腕立て伏せなど軽い運動はしているが、自分の体力がどの程度か試したいと思って参加。たくさんの人と一緒に歩くのが楽しみ」と話した。
昼食時には大山コミュニティセンターで、恒例の山菜汁やかき氷が振る舞われた。
2013年(平成25年) 9月22日(日)付紙面より
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今年もおいしい「つや姫」ができました―。鶴岡市藤島の県水田農業試験場で21日、デビュー4年目を迎えた県産ブランド米・つや姫の稲刈りイベントがあり、つや姫の「お母さん」を自認する吉村美栄子知事が誕生地の同試験場で手刈りし、全国に向けPRした。
つや姫の新米販売開始を間近に控え、話題を全国に発信しようと県つや姫ブランド化戦略推進本部(本部長・吉村知事)が、つや姫を開発した同試験場の水田でイベントを企画。吉村知事をはじめ、やまがた女将会の会員10人、テレビ番組「やまがた発!旅の見聞録」の本年度リポーターでタレントの加藤紀子さんが、黄金色に実ったつや姫を鎌で手刈りし、天日乾燥のくい掛け作業を繰り広げた。
つや姫は本年度、昨年度と同様に県全体で6500ヘクタールで作付けされ、3万2500トンの生産を見込む。同推進本部によると、7月の大雨の影響が懸念されたが、8月以降の登熟期に気象条件に恵まれ、高品質の出来栄えという。今月28日ごろが収穫の最盛期とみられている。
かすりの農作業着姿で手刈りした吉村知事は「つや姫の『実家』で稲刈りができて良かった。品質は上々と聞いている。来年の山形デスティネーションキャンペーンで県外から来る多くの観光客から、つや姫のおいしさに感動してもらいたい」と話し、加藤さんは「つや姫はとてもおいしい。東京でも名前を聞くことが増えた」と応じた。
同推進本部と全農山形は新米販売開始に合わせ来月10日、東京、名古屋、大阪でトップセールスを行い、つや姫をPRする。