2014年(平成26年) 3月14日(金)付紙面より
ツイート
「えがおコンサート」(昨年11月28日、鶴岡市文化会館)実行委員会事務局の鶴岡高等養護学校の生徒たちが12日、鶴岡市役所を訪問し、収益金の一部を東日本大震災復興に役立ててほしいと同市に贈った。
同コンサートは、高校合唱部や吹奏楽部、合唱グループなど地域で音楽活動を行う仲間によるジョイントコンサート。参加の各合唱団代表や高校の音楽担当教員で実行委員会(委員長・山下敦鶴岡高等養護学校長)を組織し、1994年に初めて開催した。東日本大震災が発生した翌年の2012年からチャリティーコンサートとし、収益金の一部を震災復興のために鶴岡市へ寄贈している。
この日、山下校長と同校の来年度生徒会役員4人など計7人が市役所を訪問。次期生徒会長の遠田浩己君(17)=2年=が「コンサートの収益金の中から5万円を贈ります」と榎本政規市長へ義援金を手渡した。
榎本市長は「本当にありがたい。鶴岡にはまだ300人ほどの避難者がいるのでしっかりと支えたい。皆さんのコンサートは、歌を通して誰もが支え合う地域社会づくりに貢献している。今後も継続してほしい」と謝辞を述べた。
義援金は市社会福祉協議会に寄託され、避難者支援に充てられる。