2014年(平成26年) 7月12日(土)付紙面より
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遊佐町の遊佐中学校(小松博道校長、生徒370人)で10日、東北一円で活動する演奏ユニット「仙台チェンバーアンサンブル(SCE)」によるコンサートが開かれ、生徒と教職員、保護者らが響き渡る音色に耳を傾けた。
未来を担う子供たちから個性・才能を伸ばしてもらおうと東北電力が展開する「次世代応援プロジェクト『放課後ひろば』」の一環で、同社酒田営業所(齊藤豊所長)が企画。演奏を披露したSCEは2006年、仙台市や福島県在住のバイオリンやチェロ、フルート、打楽器などの奏者7人で結成。「音楽とコミュニケーション」をテーマにスクールコンサートを数多く展開している。
この日のコンサートは同校体育館で行われ、全校生徒と教職員、保護者ら計約400人が鑑賞。メンバー紹介を兼ね「サウンド・オブ・ミュージック『私のお気に入り』」で幕開け、運動会などでおなじみのカバレフスキー「道化師のギャロップ」、チャイコフスキー「花のワルツ」などを披露した。
また、J・シュトラウス「ラデツキー行進曲」で生徒3人が指揮に挑戦したほか、「アメージング・グレース」では同校吹奏楽部の2人がフルート、ピッコロで演奏に参加。メンバーと共に華麗な音色を体育館内に響かせ、生徒たちから大きな拍手を受けていた。