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2014年(平成26年) 7月13日(日)付紙面より

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顔じゅう汁だらけ「うまい」 浜中小でメロン給食

 「砂丘メロン」の産地として知られる酒田市浜中地区にある浜中小学校(小野諭校長、児童86人)で11日、「メロン給食」が行われ、デザートに出された地元産メロンに児童たちが豪快にかぶりついた。

 地元の農産物を実際に味わってもらうことで農業への理解を深めてもらおうと、地元のメロン生産者が食農教育の一環として2007年から実施。今回は小林弘子さん(58)=浜中=ら生産農家7人が自ら育てたアンデスメロンの大玉計約60個を無償で提供した。

 メロンは、1、2年生は8分の1、3、4年生が4分の1、5、6年生は半分にそれぞれ切り分けられて給食で配布。児童はいつもより急いでご飯やおかずを食べた後、メロンの皿に手を伸ばし、「甘い」「うまい」と歓声。中には顔じゅうを汁だらけにしてかぶりついたり、皮まで食べ尽くす児童もいた。

 「お代わり」して計4分の3個を食べた5年生の佐藤大地君(11)は「家でもメロンを食べるが、みんなと一緒に食べるとさらにおいしい」と話していた。小林さんは「児童たちの『おいしい』という笑顔は生産の励みになる。大きくなって地元を離れるようになったら『浜中のメロンは日本一おいしい』とみんなに広めてほしい」と話していた。

地元産メロンに舌鼓を打つ浜中小の児童たち
地元産メロンに舌鼓を打つ浜中小の児童たち



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