2014年(平成26年) 7月19日(土)付紙面より
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鶴岡市の湯野浜海水浴場が18日、海開きした。式典でシーズン中の無事故を祈った後、地元の小学生が初泳ぎを楽しんだ。
曇り空のあいにくの天候となったが、愉海亭みやじま隣の長岩広場で式典が行われ、関係者22人と地元住民や観光客など約70人が出席。善寳寺の僧侶たちによる遊泳安全の祈祷(きとう)に続いて、地元のひばり保育園や湯野浜小学校、同校有志たちでつくるよさこいチームが踊りや歌を披露した。
その後、湯野浜小の全校児童111人が海に入り初泳ぎを楽しんだ。児童たちはしっかりと準備運動を行った後、勢いよく海に飛び込み、「冷たい」「楽しい」と歓声を上げた。低学年の児童は波打ち際で水を掛け合い、高学年は遊泳区域を泳ぎ回るなど今シーズン初の海を楽しんでいた。
この日は東北芸術工科大の学生と旅行代理店JTBの協力で同広場に足湯付きの海の家「さいどてらす」もオープン。昼は鶴岡市のレストラン「アルケッチァーノ」の奥田政行オーナーシェフ監修の軽食とソフトドリンク、夜はアルコールやおつまみが楽しめる。開設期間は来月24日まで。時間は昼は午前11時半から午後5時まで、夜は午後8時から同9時まで。
湯野浜温泉観光協会(阿部公和会長)によると、今シーズンの海水浴客数は、来月24日までの約1カ月間で例年並みの約30万人を見込んでいる。同協会では「今年は新しい海の家もオープンし、加茂水族館もリニューアルオープンしたので、好天が続いて観光客も増えてくれれば」と話した。
同温泉では26日―8月24日まで毎日午後8時半から10分間浜辺で「湯野浜ミニ花火」を打ち上げる。
この日はマリンパークねずがせき(鶴岡市)、西浜、釜磯、十里塚(遊佐)も海開きした。庄内海岸の19日以降の海水浴場の海開きは次の通り。
▽19日=三瀬、小波渡(鶴岡市)浜中、宮海(酒田市)▽20日=飛島(酒田市)▽26日=加茂レインボービーチ(鶴岡市)