2014年(平成26年) 7月20日(日)付紙面より
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鶴岡市特産の「だだちゃ豆」の直売所が19日、同市白山のJA鶴岡大泉支所駐車場の特設テントで今シーズンの営業を開始し、待ちかねた市民らが“本場の味”を買い求めた。
大泉地区は「白山だだちゃ」をはじめ、だだちゃ豆の主力産地。直売所は農協婦人部を中心にした同JA大泉枝豆直売グループ(佐藤和子会長、会員18人)が毎年、収穫期だけ開設している。
同支所によると、不作だった昨年の影響で今年は種子の発芽は悪かったが、作付け後の天候が順調に推移し、7月に入ってからも適度の降水量もあり順調に生育。収穫は若干早めで収量は平年並みを予想している。
初日のこの日は、早生品種「小真木」の枝付き約100束、さやのみ約50袋(600グラム入り)が入荷。午前8時半の開店と同時に買い物客が訪れ、「2束」「4束」と買い求めた。酒田市から訪れた女性は「毎シーズン、何度も訪れている。やっぱり味が違う」と話していた。
直売グループの佐藤会長(74)は「シーズン中は毎朝3時起き。大変だがおいしい豆をたくさん食べてほしい」と話していた。
直売所は8月末ごろまで、毎日午前8時半から午後5時ごろまで開設(午後3時以降は品切れ次第終了)。「小真木」は28日ごろまで、その後は「早生甘露」、8月5日ごろから「甘露」、同10日ごろから「早生白山」、18日ごろから「白山」が並ぶ見込み。価格は枝付き1束(さやは1袋600グラム入り)で小真木のみ700円、その他は800円。問い合わせはJA鶴岡大泉支所=電0235(22)2460=へ。