2014年(平成26年) 7月20日(日)付紙面より
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さまざまな体験を通して消防の仕事を学ぶ「消防フェスティバル」が19日、鶴岡市美咲町の市消防本部で行われ、子どもたちが初期消火体験や訓練の見学を楽しんだ。
消防本部の運営方針である「地域に根差した火災予防と迅速・的確な災害対応による安全・安心な街づくりの推進」のため関係団体と連携して開催し、防火・防災・救急・救助など消防全般に対する住民の理解と協力を深めようと同本部が初めて実施。同市と三川町の全小学校1―3年にチラシを配布し参加を呼び掛けた。
この日は開始と同時に大勢の親子連れが会場を訪れた。初めに開会セレモニーが開かれ、庄内空港ビルのマスコットキャラクター「まめうさ」を一日消防署長に任命。会場にはレスキュー訓練見学、消防隊員なりきりスポットのほか、放水、レスキュー、訓練用消火器初期消火、煙避難などさまざまな体験コーナーが並んだ。
このうち、消防隊員なりきりスポットでは、子どもたちが防火衣とヘルメットを身に着け消防車の放水に挑戦。勢いよく出る水に驚きながらも消防職員と共にしっかりとホースを持ち、放水していた。防火衣を身に着けた朝暘第四小1年の遠見絢太君(6)は「防火衣は暑かった。消防隊員はかっこいい」、消火器の放水やレスキュー体験を楽しんだ大山小1年の石川華凛ちゃん(7)は「難しかったけど楽しかった」とそれぞれ笑顔で話していた。