2014年(平成26年) 7月23日(水)付紙面より
ツイート
“明るいやまがた”夏の安全県民運動が22日、県下一斉に始まった。来月21日までの期間中、庄内地域でも5市町と3警察署、各防犯・交通安全団体が一丸となり、夏型交通事故や水難事故の防止、青少年の健全育成に向け、各種取り組みを強化する。
今年の重点目標は、▽青少年の健全育成と非行防止▽子どもと高齢者の交通事故防止・飲酒運転の撲滅▽海・山・川での事故防止▽身近な犯罪などの防止―の4つ。
酒田地区では初日午前に酒田警察署駐車場で合同出発式。集まった約200人を前に、齋藤日出男署長が「警察として事件・事故が1件でも少なくなるよう取り締まりを強化する。31日間という長丁場だが、協力を」とあいさつした。酒田市の天真幼稚園の年長児63人が声をそろえて「みんな仲良く、安全で楽しい夏休みを過ごします。交通事故に気を付けます」と安全宣言、歌や遊戯を披露した。
鶴岡地区では初日午前、関係者約230人が出席し、鶴岡市羽黒町の羽黒体育館で出発式。相馬諭鶴岡警察署長が「子どもの声掛け事案、高齢者を狙った詐欺事件に警戒を強めるとともに取り締まりや啓発活動を実施する。地域の安全安心のためよろしくお願いします」とあいさつした。同署管内の自動車販売店の女性従業員8人に「交通マナーアップレディ」の委嘱状を交付。いずみ保育園(齋藤由美子園長)の年長児25人が踊りを披露し、「道路を渡るときは手を挙げて右左を見て渡ります」と宣言したほか、上郷一座による寸劇や同市老人クラブ連合会羽黒支部の伊藤俊一支部長による安全宣言を行った。
庄内地区では、スタートを前に16日午後に出発式を兼ねた庄内町町民大会を同町の響ホールで開催した。