2014年(平成26年) 7月24日(木)付紙面より
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庄内町狩川の立川中学校(石崎幸宏校長、生徒164人)で23日、浴衣の着付け教室が開かれた。同校3年生がNPO法人和装教育国民推進会議の県支部員たちに習って浴衣の着付けを体験した。
同校では夏休み前のこの時期、日本の文化である浴衣の着付けを学び、花火や夏祭りで着られるようになろうと2007年から毎年家庭科の被服の授業を利用して教室を開催している。庄内地方で着付け教室を取り入れている中学校は立川中だけという。
この日は県支部の小池泰弘副支部長と支部員合わせて18人が同校を訪問。3年生63人が男女に分かれて着付けを教わった。男子は龍やしま柄、女子は夏らしい花やトンボ、金魚柄など支部が用意した浴衣を選び、支部員たちから「きちんと中心を合わせて」「しわをのばして」などと指導を受けた。生徒たちは「難しい」と話しながら、支部員や生徒同士でやり方を確認していた。
齋藤朱音さん(14)は「自分で初めて着て難しかった。今年の夏は自分の浴衣を着たい」と笑顔で話していた。小池副支部長は「海外では日本文化が注目されている。若い人たちから日本文化を世界へ広げてもらいたい。海外へ行くときにはぜひ浴衣を持っていって」と話していた。