2014年(平成26年) 7月25日(金)付紙面より
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鶴岡市中央公民館女性センターで24日、湯田川温泉女将(おかみ)会の女将さんたちから学ぶ「おかみ乃おへぎおもてなし料理夏編」が開かれ、在来野菜「外内島きゅうり」を使った炒め物など夏にぴったりのもてなし料理を教わった。
女性センターが同女将会の協力で本年度初めて企画。季節ごとの料理を学ぶ全4回シリーズの第2回。「おかみ乃おへぎ」は、旬の食材にこだわった庄内の伝統料理を小鉢3品にして湯田川温泉の各旅館で提供しているもの。おへぎは料理を載せるお盆のこと。
この日は市内の女性18人が参加。女将会会長の大滝せつ子さん(甚内旅館)と若女将の庄司愛恵(かなえ)さん(つかさや旅館)の2人が訪れ、「外内島きゅうりのけんちん」と「パプリカの焼き浸し」、旬のスルメイカを素早くゆでたものを梅肉だれを敷いて薄切り玉ネギを盛り付けて隠した「夏イカのかくれんぼ」の3品を紹介。
このうち夏の一番人気メニューという「外内島きゅうり」のけんちんは、苦味のある外内島きゅうりを強火でさっと炒めて味付けしたシンプルなもの。炒めた後は食感を残すためフライパンからボウルに移し替え、水を張ったボウルで冷まして火の通りを止めるなど“秘策”を伝授した。
出来上がった料理は、枝豆ご飯とナスとイゲシのみそ汁とともに味わった。