2014年(平成26年) 7月26日(土)付紙面より
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恐竜の生態や進化の過程を紹介する夏休み特別企画展「ジュラ紀の王者アロサウルス?知られざる恐竜の謎に迫る」が鶴岡市の月山あさひ博物村文化創造館で開かれている。アロサウルスの骨格・生態再現モニュメントが県内で初めて公開され、子どもたちが迫力ある姿を楽しんでいる。
同博物村では2010年から毎年、夏休みに合わせたこの時期に恐竜展を開いている。県内では恐竜の化石が見つかっていないため、見る機会が少ない恐竜について子どもたちにもっと興味を持ってもらおうという狙い。今回は恐竜の王アロサウルス、東北初公開のラブドドン全身骨格をメーンに恐竜の進化を誕生から絶滅、また鳥へと進化する過程を紹介する。
会場には古代生物や恐竜の化石、生態模型など約300点を展示。メーンのアロサウルスはジュラ紀のアメリカ大陸に生息した最大12メートルにも達する大型の肉食恐竜。白亜紀に生息した最も有名な恐竜ティラノサウルスと非常によく似た姿で、ジュラ紀の恐竜の王として君臨していた。子どもたちは見上げるほど大きなアロサウルスの模型を食い入るように眺めていた。
大江町から来た左沢小1年の伊藤日翔君(6)は「全部かっこいい。恐竜好き」と笑顔で話していた。展示は9月21日まで。料金は月山カブトムシ園開園中は共通で大人700円、子ども450円、幼児100円。展示期間中の毎週日曜日は「化石のレプリカ作り」と「化石の消しゴム作り」の体験イベントも行われる。参加費は各300円。また、最終日の21日午後1時からは講演会「ここまで分かった月山ゾウ」が開かれる。ミュージアムパーク茨城県自然博物館の国府田良樹博士が講師を務める。問い合わせは道の駅「月山」=電0235(53)3411=へ。