2014年(平成26年) 9月30日(火)付紙面より
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県内の工業高校や工業科などに在籍する高校生が参加した「メカトロアイディアコンテスト」が27日、羽黒高校総合体育館で開かれ、ロボット製作の技術やアイデアを競った。
県高等学校校長会工業会と県高等学校教育研究会工業部会が主催する「メカトロアイディアコンテスト」は、県内で工業教育を学ぶ生徒の応用力や創造力を育成するとともに、県の工業教育の活性化を図ることを目的に毎年県内各所で開催、今年で23回目になる。この日は県内の11校から20チーム、計131人が出場。庄内からは鶴岡工業、羽黒から各2チーム、酒田光陵から1チームが出場した。
競技ルールは今年全国大会が開かれる宮城県を参考に設定。伊達政宗の命を受けヌエバ・エスパーニャ(現在のメキシコ)に向かった支倉常長らが、暴風雨などの試練に遭いながらも最終的にローマ法王から遣わされた贈り物を政宗に届けた史実を基に、3分の競技時間内で有線のリモートコントロール型ロボットを操作。暴風雨に見立てたプラスチックボトルを相手コートのゴールに打ち合いポイントを競う。そのほか自立型ロボットが贈り物に見立てた缶詰を自チームエリアの青葉城エリアに運んでポイントを加える。
午後に行われた決勝トーナメントでは、見事相手ゴールにペットボトルを命中させると、会場からは歓声と拍手が上がっていた。トーナメントを勝ち進んだ山形明正の「Mr.Bob」が優勝。庄内関係では鶴岡工業の「ヴィーナス」がアイディア賞に選ばれた。1―3位(2位新庄神室産業、3位寒河江工業)は11月8―9日に宮城県で開かれる第22回全国高等学校ロボット競技大会へ出場する。