2014年(平成26年) 1月29日(水)付紙面より
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庄内海浜県立自然公園内にある酒田市十里塚地区の海岸に県と市が風力発電機を3基ずつ建設する計画で、市は28日、計画の妥当性を判断する環境影響調査(アセスメント)を開始した。30日までの3日間、委託を受けた企業の調査員が一般鳥類、猛禽類の生息状況などを調べる。
県は一昨年3月、2031年まで20年間の県エネルギー戦略を策定。風力発電の大規模事業展開を促進する第一歩として、同8月に市と共に風力発電事業への参入を発表した。計画では、県は赤川河口北側の海岸に3基(出力計6900キロワット)、市はその北側に3基(同)設置する。
この日は午前7時から受託企業の環境調査員3人が出て、事業実施区域付近を移動しながら双眼鏡で生息状況を調べた。調査員によると、区域付近にはヒバリやホオジロ、トビ、カラスなどが生息しているという。29、30の両日は区域外から定点観測する。
環境影響調査に関し、県は24日から騒音や風向風速などの測定を行っている。
2014年(平成26年) 1月29日(水)付紙面より
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鶴岡市の福栄小学校(宮島昭子校長、児童41人)で28日、姉妹校の鹿児島県曽於(そお)市(旧大隅町)の笠木小学校に雪をプレゼントしようと、児童たちが雪の箱詰めを行った。
両町の交流は、「戊辰の役」で旧大隅町ゆかりの岩川私領五番隊と庄内藩が旧温海町関川地区で戦ったことが縁で、1996年に始まった。両校は2000年から交流し、06年には姉妹校盟約を締結、年賀状や手紙の交換などを通して交流を深めてきた。昨年11月には5、6年の児童が初めて同校を訪問した。
雪のプレゼントは、めったに雪が降らない地域の笠木小の児童から雪遊びを楽しんでもらい、より一層交流を深めようと毎年行っている。
この日の作業には全校児童が参加。児童たちが動物やゲームのキャラクター、笠木小児童へのメッセージを手書きした発泡スチロール箱6箱を用意し、校舎前に降り積もった雪を優しく丁寧に箱詰めした。
箱詰めした雪は同日中に発送し、笠木小へは31日ごろ届くという。