2014年(平成26年) 10月16日(木)付紙面より
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鶴岡警察署の特殊詐欺被害予防活動が15日、鶴岡市馬場町の鶴岡信用金庫本店と同市本町一丁目の荘内銀行本店で行われた。高齢者から振り込め詐欺などを身近な犯罪と認識してもらえるよう、地元のマリア幼稚園(伴八郎園長)の協力を得てPR活動を繰り広げ
た。
県の今年1月から8月末における特殊詐欺の認知状況は、被害額が1億6764万円と前年度と比べ6841万円増加しており、特にレターパックで現金を送らせる手口が増加しているという。
予防活動は10月の年金支給日に合わせて行われ、年長児23人と先生、保護者など合わせて約30人が参加。金融機関2カ所を訪問し、詐欺被害予防を呼び掛けた。このうち鶴岡信用金庫本店の入り口では、園児たちが来店したお年寄りに「名前を貸してと言われたら詐欺」「レターパックでお金を送れは詐欺」と元気な声で呼び掛けていた。そのほか「キャンセル料、還付金、示談金の言葉には要注意」「相談専用ダイヤル『♯9110』に相談してください」などのメッセージを添えた警察官手作りのクッキーも配布し、詐欺被害を未然に防ごうと呼び掛けていた。