2014年(平成26年) 12月28日(日)付紙面より
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酒田市の中心市街地で1月4日から、「酒田まちあるきスタンプラリー 酒田獅子十六発見伝」が始まる。3月末までの約3カ月、市内の宿泊、食事、観光スポット計5カ所のスタンプを集めて応募すると、抽選で市内の宿泊・食事・観光ガイド補助券(最高8000円分)が計180人に当たる。
回遊性ある観光で中心市街地の活性化につなげようと、市が酒田観光物産協会、酒田商工会議所と連携して初めて実施する。
スタンプは食事49カ所、あるいは宿泊17カ所のいずれか1カ所と、観光スポット16カ所のうち4カ所の計5つを集めて応募する。観光スポットの一部には、酒田を象徴する獅子頭があり、その名前も公募する。
応募は各協賛店や観光スポットに置いている台紙で行う。締め切りは1月31日、2月28日、3月31日の3回。抽選で毎月、宿泊・ラーメン・観光ガイド補助券(計8000円分)、洋食・観光ガイド補助券(計6000円分)、すし・観光ガイド補助券(同)、和食・観光ガイド補助券(同)が各10本、ラーメン補助券(2000円分)が20本当たる。獅子頭の名前の採用者は別途、表彰する予定。
同市には、酒田大火の復興記念などで製作された大獅子、仔獅子各4体の計8体の獅子頭ファミリーがいる。今回観光スポットに置く獅子頭はさらに小さい「赤ちゃん獅子」で、大きさは縦、横、高さとも約50センチ。黒赤4対の8体を製作中で、1月10日ごろにデビューの予定。
市観光振興課では「多くの人が参加し酒田の魅力を再発見してもらいたい」としている。問い合わせは同課=電0234(26)5759、電子メールkankou@city.sakata.lg.jp=へ。
2014年(平成26年) 12月28日(日)付紙面より
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庄内町余目の町商工会館駐車場で27日、年末恒例の「歳(とし)の市」が開かれた。かつては近隣の通りを通行止めにして縁起物などの露店が軒を連ねたが、高齢化やスーパーの進出により徐々に規模が縮小。今年は1店だけの出店となったが、「歳の市じゃないと駄目」という町民が足を運び、門松用のクロマツなどを買い求めた。
酒田地区お祭り商業協議会庄内支部(阿部武敏支部長)が毎年この日に行っている。午前9時の販売開始とともに次々と町民などが訪れ、「元気だったがー」「買いさ来たぞー」などと店主や客同士で会話をしながら、クロマツやユズリハの枝ぶり、色合いを見て品定めをしていた。
昨年の歳の市では人形焼きを販売していたという出店者(70)は「松売りをしていた業者が亡くなり、売る人がいなくなってしまった。『歳の市で買いたい』という声があり、町の依頼もあって松売りを引き継ぐことにした。来年以降もしっかり続けていきたい」と話し、客との掛け合いを楽しんでいた。