2025年4月13日 日曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2014年(平成26年) 2月21日(金)付紙面より

ツイート

地酒のおいしさ多さを再確認 「美酒探訪の会」ファンにぎわう

 庄内の各蔵元自慢の新酒を飲み比べ、日本酒に合うおいしい料理を楽しむ「第28回美酒探訪の会」が19日、東京第一ホテル鶴岡で行われた。大勢の日本酒ファンが集まり、米と米麹で仕込んだ純米酒を味わうとともに、程よい酸味の効いた日本酒を「食中酒」として飲む新しい楽しみ方を知った。

 「美酒探訪の会」は同ホテルが主催して毎年この時期に開催している。鶴岡酒造協議会(相沢政男会長)の協力を得て庄内9蔵元の各銘柄と、毎回設けられるテーマに合わせた食を楽しむ。今回のテーマは「日本を笑顔にするSAKEと料理に出会える美酒探訪」で、世界中でブームを巻き起こしている日本酒と「三大珍味」とされるフォアグラ、キャビア、トリュフの組み合わせ、地元の有名店が作るラーメンなどが並んだ。

 今回は日本酒ファンや同ホテルの取引先など約220人が参加。同ホテルの木村節総支配人、相沢会長のあいさつ、乾杯の後、出席者たちは早速会場中央の日本酒コーナーに足を運び、各蔵元自慢の純米吟醸や無ろ過の生原酒などを飲み比べていた。

 友人に誘われて初めて参加したという鶴岡市の50代男性は「最高においしい。地酒の数の多さとおいしさを再確認した。今日はどんな酒と出合えるか楽しみ」と話していた。

 ラーメンコーナーでは「宅麺.Com醤油部門」でランキング1位を獲得した琴平荘(鶴岡市三瀬)の中華そばが登場し、参加者たちが行列をつくっていた。

大勢の日本酒ファンが参加した「美酒探訪の会」。若い男女の姿も見られた
大勢の日本酒ファンが参加した「美酒探訪の会」。若い男女の姿も見られた


2014年(平成26年) 2月21日(金)付紙面より

ツイート

地域活動センターに移行 鶴岡市の旧町村公立公民館 福祉や防災も担う総合拠点

 人口減少や高齢化の進展、地域への帰属意識の変化などを背景に、地域で助け合って生活を支える地域コミュニティー機能が弱まってきている状況を受け、鶴岡市は4月から、旧町村にある公立公民館を段階的に「地域活動センター」に移行する。鶴岡地域の小学校区単位に設置されているコミュニティセンターと同様に、生涯学習機能に加え福祉や防災、地域づくりの機能を担い、地域住民の広域的な活動と連携強化の拠点とする。新年度の藤島地域を皮切りに、2015年度は羽黒、朝日両地域で移行を計画している。

 公立公民館の地域活動センターへの移行は、昨年3月に市が策定した「地域コミュニティ基本方針」に盛り込まれた。市教委が所管する社会教育施設の地区公民館を再編し、機能を拡充して広域的な地域活動の総合拠点とするもの。従来の生涯学習事業にとどまらず、地域全体の福祉や防災活動も担い、人口減少などで単位町内会や自治会では対応が困難になってきている地域の住民活動を補完し、活動をコーディネートする役割なども想定。地域で安心して住み続けられるよう、地域コミュニティーの維持につなげる。

 センター施設の管理は指定管理者制度を導入。地区公民館の担当区域ごとに新たに組織する「自治振興会」が管理運営を担う。職員は、これまでの公民館長や主事に代わり、自治振興会が雇用して配置する。市は各自治振興会に委託料などを交付して事業実施を支援する。

 4月から移行する藤島地域では昨年11月までに藤島、東栄、八栄島、長沼、渡前の各地区公民館単位で自治振興会が発足。地域活動センターの開所に向けて準備を進めている。15年度は羽黒地域の手向、泉、広瀬、羽黒四小の4公民館と、朝日地域の朝日中央、朝日南部、朝日東部の3公民館が移行予定。ともに今年8月の自治振興会設立に向け、組織体制や事業計画の協議を進めている。残る櫛引、温海両地域については、それぞれの地域が独自に実施している地域づくり活動を考慮し、広域コミュニティー組織の在り方や住民活動を支える態勢について、さらに検討していく。

 地区公民館の地域活動センター移行について、市コミュニティ推進課は「少子高齢化、人口減少で地域コミュニティーの維持が難しくなりつつある。将来も安心して地域に住むことができるよう、日常の助け合い活動の継続につなげたい。地域活動センターを拠点に、広域のコミュニティー組織と単位自治組織が役割分担、連携することで何とか地域コミュニティーを維持していきたい」と話している。

4月から地域活動センターに移行する藤島公民館
4月から地域活動センターに移行する藤島公民館



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field