2014年(平成26年) 6月12日(木)付紙面より
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鶴岡市立朝暘第五小学校(竹内裕一郎校長、児童386人)の全校児童が10日、学校近くの赤川河川公園でクリーン作戦を繰り広げ、公園内に落ちているごみを拾い集めた。
同校では地元の自然の大切さを知り郷土を愛する心を育もうと、30年ほど前からクリーン作戦を実施。6年前からは全校児童で行う学校行事として、毎年この時期に取り組んでいる。
この日は、1―6年生まで約10人でつくる縦割りグループ「きずな班」で活動。担当教諭から「川に入らない、土手に上がらない」と注意を受けた後、グループごとに河川公園のサッカー場や通路など約1キロ区間でごみを拾った。
公園内にはたばこの吸い殻や菓子の包装ごみなどがあり、児童たちは木や草の根元を丁寧に見ながら、しっかり分別して拾い集めた。6年生の丹波莉緒さん(11)は「昨年よりごみの量が多かった。クリーン作戦できれいになってうれしい。みんなにもきれいに使ってほしい」と話していた。
2014年(平成26年) 6月12日(木)付紙面より
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鶴岡市大塚町の県立鶴岡養護学校(土門明校長、生徒120人)で11日、つるよう直売の店『きて?ね』が開かれ、中学部の生徒たちが作品販売を通して地域住民と交流した。
同イベントは県教育委員会の「活力あふれる特別支援学校づくり推進事業」を受け、「地域との絆」をテーマに大塚町の住民や近隣施設との交流を深め、互いに助け合える関係を築こうと昨年から実施。今回で2回目の開催となった。
この日は中学部の3年生10人が売り子となり、同1―3年生31人が作業学習で作った作品を販売。同校昇降口前に設置した特設会場にはエプロンやバスソルト、花、ブックスタンドなどソーイング、ハーブ、農工、木工の4班の生徒たちが作った力作が並んだ。生徒たちが「いらっしゃいませ」と元気良く呼び掛けると、訪れた地域住民や家族たちが生徒たちと会話を弾ませ、お気に入りの品を買い求めていた。
同校は「バザーなどの交流事業を通して、地域住民と道で会えば声を掛け合える、何かあったときにはお互い助け合えるような顔の見える関係をつくっていきたい」と話していた。