2014年(平成26年) 6月8日(日)付紙面より
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鶴岡市の常念寺保育園(佐藤律子園長、園児159人)で7日、「花まつり」が行われ、きらびやかな衣装を身にまとった園児たちが稚児行列を繰り広げた。
花まつりは、お釈迦さまの誕生を祝って甘茶や花をささげる仏教行事で、本来は4月8日に行われる。同園では、4月の入園時期を避けて毎年6月に行っており、1952(昭和27)年の開園以来続く伝統行事。
稚児行列には華やかな衣装や化粧でおめかしした年長児29人が参加し、同園を出発。鈴を鳴らして色紙をまき、白象の山車を引きながら隣接する常念寺本堂までの約150メートルの道をゆっくりと歩いた。
沿道には大勢の保護者や近くの住民が訪れ、初夏の日差しに映えるかわいらしい行列を見守った。沿道からは「かわいいね」「めっこいのー」といった声が上がり、保護者たちはわが子の晴れ姿を写真や動画に収めていた。
花まつりには年中、年少児も花を持って親子で参加し、本堂で行われた儀式でお釈迦さまの誕生を祝って花や甘茶を供えたり、歌を歌ったりした後、親子で遊び、会食を楽しんだ。
2014年(平成26年) 6月8日(日)付紙面より
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鶴岡市のあつみ温泉「ばら園まつり」が7日に始まり、見頃を迎えた数々のバラの花が訪れた人たちの目を楽しませている。
同温泉街のばら園は1962年、熊野神社の草相撲場に地域の憩いの場としてバラを植えたのが始まり。現在は約90種3000本のバラが植えられている。ばら園まつりはあつみ観光協会が中心となり、毎年この時期に開催しており今回で48回目。
前日の6日から観光客などがばら園に足を運び、赤やピンク、だいだい、白、黄など鮮やかな色に染まったバラの花を観賞し、記念写真を撮るなどしていた。三重県から来た60代の夫婦は「4泊5日で東北を旅行していて、温海にばら園があると聞いて立ち寄った。こんなに大輪のバラがたくさん咲いているのを見たのは初めて」と話していた。
入園料無料。15日にばら園内で「ばらを楽しむお茶会」(午前11時)、「フラワーアート教室」(同)が行われる。問い合わせはあつみ観光協会=電0235(43)3547=へ。