2014年(平成26年) 7月13日(日)付紙面より
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親子で楽しむ料理教室「親子でチャレンジ!こんにゃく料理のイタリアン」が12日、鶴岡市鳥居町の鶴岡ガスで開かれた。食育インストラクターの海藤道子さんを講師に迎え、参加者たちがこんにゃくを使ったカツレツやラタテューユ作りに挑戦した。
料理教室はこんにゃく料理のおいしさを知ってもらい料理に興味を持ってもらうとともに、健康に良いこんにゃくのおいしい調理方法を学んでもらおうと同市宝田三丁目の「まるい食品」(伊藤久美社長)が主催。今回は親子5組と一般合わせて17人が参加。
メニューは羽黒山麓で栽培したコンニャク芋で作った「羽黒こんにゃく」のミラ・カツレツ、豆腐を使った簡単ベーグル、「くらげこんにゃく」を使ったラタテューユ、豆腐のティラミスの計4品。
初めに海藤さんがレシピを説明しながら調理の手本を見せた。続いて参加者らが4班に分かれて調理。「包丁は危ないので持ったまま移動しないで」「ニンニクは焦げないように冷たい油から炒めて」「湯むきしたトマトの果汁まで使います」などとアドバイスを受けると、子どもたちは慣れない包丁に四苦八苦しながら親子で協力して調理に取り組んだ。
初めての料理教室参加となったあさひ小2年の佐藤誠晃君(8)は「手が疲れたけど料理は楽しい」、母親の真紀さん(37)は「こういう機会にできることをさせてあげたい。普段はあまり食べない野菜も自分で作れば食べてくれると思う」と話していた。
2014年(平成26年) 7月13日(日)付紙面より
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「砂丘メロン」の産地として知られる酒田市浜中地区にある浜中小学校(小野諭校長、児童86人)で11日、「メロン給食」が行われ、デザートに出された地元産メロンに児童たちが豪快にかぶりついた。
地元の農産物を実際に味わってもらうことで農業への理解を深めてもらおうと、地元のメロン生産者が食農教育の一環として2007年から実施。今回は小林弘子さん(58)=浜中=ら生産農家7人が自ら育てたアンデスメロンの大玉計約60個を無償で提供した。
メロンは、1、2年生は8分の1、3、4年生が4分の1、5、6年生は半分にそれぞれ切り分けられて給食で配布。児童はいつもより急いでご飯やおかずを食べた後、メロンの皿に手を伸ばし、「甘い」「うまい」と歓声。中には顔じゅうを汁だらけにしてかぶりついたり、皮まで食べ尽くす児童もいた。
「お代わり」して計4分の3個を食べた5年生の佐藤大地君(11)は「家でもメロンを食べるが、みんなと一緒に食べるとさらにおいしい」と話していた。小林さんは「児童たちの『おいしい』という笑顔は生産の励みになる。大きくなって地元を離れるようになったら『浜中のメロンは日本一おいしい』とみんなに広めてほしい」と話していた。