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2014年(平成26年) 7月5日(土)付紙面より

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31年ぶり運動会 羽黒高 大きな声援と笑い渦巻く

 鶴岡市の羽黒高校(牧静雄校長)で4日、31年ぶりに運動会が開催された。生徒が仲間の声援を受けながら、パン食い競争や綱引き、騎馬戦などの競技に全力で臨んだ。

 同校の運動会は1983(昭和58)年に行われて以降、球技大会や駅伝大会などスポーツ関連の行事が他にもあったため開催されていなかった。近年はクラス単位での行事が中心で、「もっと学校全体で一体となれるような行事を増やそう」と31年ぶりに運動会を企画した。

 チーム分けは学年や学科、クラスでなく、800人余りを誕生月で分けた春夏秋冬4チームの対抗戦で、学年や学科の垣根を越えた連帯感の強化を図った。

 この日は時折雲が懸かりそれほど日差しの強くない絶好のコンディション。競技は女子のパン食い競争で幕開けし、額に当てたバットの柄を中心にぐるぐると回ってからダッシュする「地球が回る」や、力のこもった綱引き、男女混合での大縄跳び、3年男子による勇壮な騎馬戦など計11競技が行われた。

 競技ごとに仲間を応援する生徒や教員の声がグラウンドに響き、会場は大きな盛り上がりを見せていた。3年の渡部淳実さん(17)は「競技はどれも楽しく、応援に力が入る。学年が違う人たちと仲良くなれるのが一番うれしい」と笑顔を見せていた。

転倒するチームが続出し、大きな笑いに包まれた百足(むかで)競争リレー
転倒するチームが続出し、大きな笑いに包まれた百足(むかで)競争リレー


2014年(平成26年) 7月5日(土)付紙面より

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一流の演奏 楽器の“不思議”披露

 日本を代表するチェロ奏者12人による演奏団体「スーパー・チェロ・アンサンブル・トウキョウ」のメンバー4人によるスクールコンサートが4日、酒田市の宮野浦、琢成両小学校で行われ、児童たちが一流の音色に耳を傾けた。

 同演奏団体は、「日本が世界に誇るチェロ・アンサンブルを」というコンセプトを掲げて2000年、リーダーの丸山泰雄さんを中心に日本のトップ奏者12人が結成。メンバー全員が各種コンクールで優勝・入賞経験があり、主要オーケストラの首席奏者として活躍している。今月2日夜には同市の希望ホールでコンサートを行い、大勢の市民らを魅了した。

 今回のスクールコンサートは、チェロという楽器の持つ世界観を広く児童・生徒たちから体感してもらおうと、希望ホール自主事業企画運営委員会(関矢順委員長)と市が企画。3日には東部中と酒田光陵高でも開催した。

 4日午前に行われた宮野浦小での演奏会には、丸山さんと高橋泉さん、灘尾彩さん、朝吹元さんのメンバー4人が訪問して低中高学年単位で計3回披露。ミュージカル「ウエストサイド物語」の挿入歌「トゥナイト」で幕開けし、サン・サーンス「白鳥」、映画「おくりびと」のテーマなどで華麗な音色を教室内に響かせた。また、丸山さんがチェロという楽器について解説、「弓は馬のしっぽ、弦は羊の腸を使っている」と述べると、児童からは「えー」という驚きの声が上がった。

児童たちを前に華麗な演奏を披露するメンバーたち=4日午前、宮野浦小
児童たちを前に華麗な演奏を披露するメンバーたち=4日午前、宮野浦小



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