2024年11月27日 水曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2015年(平成27年) 3月19日(木)付紙面より

ツイート

伝統と誇り胸に 庄内地方小学校69校で卒業式

 庄内地方の多くの小学校で18日、卒業式が行われた。三瀬、由良、小堅の3校統合で来月1日から豊浦小となる鶴岡市立由良小学校(遠藤知子校長、児童42人)では、最後の卒業生となる8人が6年間の思い出を胸に学びやを巣立った。

 庄内教育事務所によると、この日卒業式が行われたのは鶴岡、酒田の両市と庄内町、三川町、遊佐町の計69校。19日まで全ての小学校で卒業式が行われる。

 由良小の卒業式は午前10時に開式。在校生や保護者、教員の温かな拍手が響く中、卒業生が入場した。遠藤校長は8人それぞれの名前を読み上げ卒業証書を手渡した後、式辞で「米沢藩の改革を行った上杉鷹山の言葉に『為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり』というものがある。やろうと思えば何でもできる、待っているだけでは良い結果に結び付かないという意味。皆さんも何事にも挑戦し、努力して光り輝く未来をつかみ取ってほしい」とはなむけの言葉を贈った。

 来賓祝辞などの後、「別れのことば」として在校生が「一緒に楽しく過ごした思い出はいつまでも忘れない。中学校に行っても頑張ってください」と呼び掛けた。これに対して卒業生は「伝統ある由良小は今年で閉校するが、豊浦小に行っても元気なあいさつと優しい心で明るい学校をつくってください」と応えるとともに、「温かく支えてくれたお父さん、お母さん、地域の皆さん、今までありがとうございました。由良小の誇りを胸に、自分たちの道を真っすぐ進みます」と語り、全校生徒で「さよなら友よ」を高らかに歌った。

 会場を後にする卒業生たちは晴れ晴れとした表情を浮かべ、成長したわが子の姿に涙を拭う保護者も見られた。

統合する由良小で最後の卒業式が行われ、卒業生たちが拍手の中で入場した
統合する由良小で最後の卒業式が行われ、卒業生たちが拍手の中で入場した



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field