2015年(平成27年) 3月22日(日)付紙面より
ツイート
東北公益文科大(吉村昇学長)の2014年度卒業式・大学院修了式が21日、酒田市の公益大公益ホールで行われ、学部生142人、修了生8人がそれぞれの道に船出した。
式典には学校関係者のほか来賓や保護者ら合わせて約400人が出席。卒業生・修了生一人一人の名前が読み上げられ、吉村学長が卒業生総代の佐久間有紗さん(22)=鶴岡市出身=に卒業証書、修了生総代の本間謙一さん(32)=新庄市出身、県職員=に修了証書をそれぞれ手渡した。
優秀賞、理事長賞、学長賞、後援会長賞計6人を表彰した後、吉村学長が「日本社会では『大学で何を学び、どんな知識を習得したか』が問われている。4月以降、地域のリーダー、世界に羽ばたく人材として活躍することを期待する。皆さんの今後の健闘を祈念する」と式辞。新田嘉一理事長は「これからは自立した人間として生きていかなくてはいけない。どんな困難があっても針になって突き進むこと、競ったら絶対に負けないこと、できる限り多くの本を読むこと。この3つを常に心掛け、長い人生をより良いものにしてほしい」と歓送の辞を述べた。
来賓祝辞に続き、卒業生代表の高橋彩さん(22)=酒田市出身=が「困難なことや挫折しそうになることもあると思うが、大学での学びと経験を生かし、周囲の人々への感謝の気持ちを忘れず日々、精進していくことを誓う。公益の精神で地域社会や日本の未来のために貢献できるよう努めていきたい」、修了生代表の佐々木智子さん(38)=庄内町出身、鶴岡市社会福祉協議会職員=が「旅立つ世界はグローバル化の進展でますます複雑になっており、私たちの人生は今後も学びの機会に満ちたものになるはず。本学で培った力で地域のリーダーとして活躍するとともに、持てる知識の全てを基礎に、課題に対して挑戦していきたい」とそれぞれ決意を述べた。