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2015年(平成27年) 10月3日(土)付紙面より

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地元食材生かしたメニュー 鶴岡市合併10周年記念給食に舌鼓

 鶴岡市合併10周年の「記念献立」が1日、鶴岡市内の全小中学校で提供された。児童生徒たちが各地域産の食材などを活用したメニューを味わいながら、10周年の節目を祝った。

 この日のメニューは、▽鶴岡産はえぬきを使った「だだちゃ豆ごはん」▽庄内沖で水揚げされたサケの「由良の手作り鮭フライ」▽米を配合した専用飼料で肥育した高品質庄内豚と、キャベツ、ニンジンなど地元野菜の「庄内豚のハム入りサラダ」▽由良産の「小鯛だし」を使った「小鯛だしのおすまし」▽デザートに羽黒産ブルーベリーと櫛引地域産の甲州白ワイン、朝日地域産やまぶどう赤ワインを使った「ワインゼリー」―の計5品。市内に5つある給食センターの栄養士が中心となって献立を組み立て、小中学校合わせて1万1648食分が各センターで用意された。

 このうち大泉小(渋谷和久校長、児童104人)では、合併した年に生まれた4年生に、市教育委員会の田中芳昭委員長と、市学校給食センターの太田功所長が訪問。田中委員長が「鶴岡には素晴らしい食材がたくさんある。みんなもたくさん食べて私のように大きくなって」とあいさつ。子どもたちは、「いただきます」と手を合わせた後、各地域の豊かな自然や文化で育まれた食材を味わった。

 白幡丈瑠君(9)は「だだちゃ豆ごはんがおいしい。鶴岡は、おいしいものがたくさんあって、いい所だと思う」と話していた。

鶴岡市の各地域特産の食材を使った給食を味わう児童たち=1日、大泉小
鶴岡市の各地域特産の食材を使った給食を味わう児童たち=1日、大泉小


2015年(平成27年) 10月3日(土)付紙面より

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“冬の使者”コハクチョウ飛来

 ラムサール条約に登録されている鶴岡市大山の下池で1日、冬の使者・コハクチョウの初飛来が確認された。昨年と比べて4日早い飛来。同日は長旅で疲れた羽を休める姿が見られた。

 下池そばにある市自然学習交流館「ほとりあ」によると、同日午前9時半ごろ、近くを通りかかった阿部清二郎さん(70)=同市大山一丁目=が、水面で羽を休める30羽ほどのコハクチョウを確認し、同館のスタッフに伝えた。その後同10時半ごろにも第二陣とみられる飛来が同館スタッフによって確認されている。同館の上山剛司学芸員は「北海道などを経由せずにシベリアから直接渡って来たようだ。例年であれば今後飛来数は増えていく」と話している。

 同館では今回、大山下池と上池を対象に飛来場所と飛来日を当ててもらう「コハクチョウの初飛来日あてコンテスト」を実施。庄内を中心に253人の応募があり、うち5人が的中した。

 同館では3日、「大山上池・下池にくる渡り鳥」と題した講座を開催。「尾浦の自然を守る会」の太田威会長を講師に、渡り鳥の生態や撮影ポイントなどを学ぶ。参加費500円で午後3時から。参加申し込みと問い合わせは市自然学習交流館「ほとりあ」=電0235(33)8693=へ。

シベリアからの長旅で疲れた羽を休めるコハクチョウ=1日午前11時ごろ、大山下池
シベリアからの長旅で疲れた羽を休めるコハクチョウ=1日午前11時ごろ、大山下池



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