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2015年(平成27年) 10月2日(金)付紙面より

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語学研修の学生受け入れ 黒龍江省・東北林業大から公益大

 酒田市の東北公益文科大学(吉村昇学長)と「教育・学術の連携を目的にした協定」「学生の相互交流に関する協定」を結ぶ、中国黒龍江省の東北林業大学(楊傳平校長)の学生が、語学研修のため30日から7泊8日の日程で公益大を訪問。空路で来日した一行は同日夕、吉村学長、玉本英夫公益学部長を表敬訪問した。

 東北林業大は1952年の創立。林業を中心に農、理、工、経済など17の学部があり、約4万人が学ぶ中国教育部直轄の総合大学。公益大とは2010年に「教育・学術の連携を目的にした協定」、12年には「学生の相互交流に関する協定」を締結している。

 9月7―11日に本県と友好県省の盟約を結ぶ黒龍江省を訪問した「県黒龍江省大学教育交流視察団」(団長・新田嘉一東北公益文科大理事長)は同8日、林業大を訪問。新田理事長、楊校長が懇談し「学生間の交流だけでなく、今後は教職員間、学術交流方面でも関係を深めていきたい」と確認し合った。

 今回訪れたのは、林業大で観光や環境、電子工学などを学んでいる2―4年生男女9人。10月1日に公益大大学院(鶴岡市)に開設された県寄付講座「アジアビジネス人材養成講座」で2カ年にわたって知識を深める李霊敏さん(河南師範大学)も一緒に来日した。

 表敬訪問では、吉村学長が「ようこそ公益大へ。ここ庄内の地で日本の生活に親しんでもらいたい。今回の研修を機に、半年―1年間の短期でもいいので来年度以降、公益大で学んでみては」とあいさつした。

 一行は7日までの間、日本語の習得を図るとともに、公益大生との交流、庄内地域や東京の視察、ホームステイ体験などで日本への見識を深める。

吉村学長、玉本学部長を囲む中国の学生たち=30日夕
吉村学長、玉本学部長を囲む中国の学生たち=30日夕


2015年(平成27年) 10月2日(金)付紙面より

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鳥海山初冠雪 平年より10日ほど早く

 酒田市は30日午前、鳥海山(2236メートル)の初冠雪を観測したと発表した。昨年より15日、近年の平年より10日ほど早い観測。

 鳥海山の初冠雪に関しては、2008年までは酒田測候所が発表。翌09年9月末で同測候所が廃止されてからは酒田市が観測を続けている。

 30日の午前9時すぎ、山頂付近を覆っていた雲が切れ、うっすらと冠雪しているのを市八幡総合支所の職員が目視で観測した。上空に寒気が流れ込んだ際に降ったものとみられる。同支所建設産業課によると、1992年には9月21日に観測されたという記録が残っているという。

 1日朝は周囲を覆っていた雲が全て取れ、秋晴れの空に頂付近を白くしたその全容を現していた。

山頂付近がうっすらと雪化粧した鳥海山=1日午前7時ごろ
山頂付近がうっすらと雪化粧した鳥海山=1日午前7時ごろ



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