2015年(平成27年) 11月10日(火)付紙面より
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来春に羽黒三小と統合し広瀬小としてスタートする鶴岡市立羽黒第四小学校(河井伸吾校長、児童24人)で8日、閉校式が行われた。児童や教職員、保護者などが51年の歴史と伝統ある学びやへ感謝を新たにした。
羽黒四小は1965年、広瀬小学校上野新田分校、泉小学校今野分校が統合して創設。これまで500人を超える卒業生を送り出してきた。
閉校式には児童や教職員、保護者、地域住民ら約150人が出席した。式では田中芳昭市教育委員長が閉校宣言、榎本政規市長が「羽黒四小の歴史と伝統は皆さんの心に生き続ける。新広瀬小でも大きく豊かに成長することを期待する」と式辞を述べた。
続いて河井校長が「学校で学んだことはこだまのように響き続けると信じている。3月までもっと思い出を積み上げていこう」とあいさつ。児童を代表して6年の百瀬蓮君(12)と今井祐花さん(12)が「学校はなくなっても思い出はなくならない。広瀬小で新たな歴史を築こう。ありがとう羽黒四小」と学びやへ感謝の気持ちを述べた。
閉式後は全校合唱で「ふるさと」「手のひらをかざして」を披露。また、閉校記念碑除幕式が行われ、代表児童や教職員などが除幕。記念碑が現れると児童たちがクラッカーを鳴らし、出席者が大きな拍手を送った。