2015年(平成27年) 11月11日(水)付紙面より
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鶴岡市馬場町にある国指定重要文化財の旧風間家住宅「丙申堂」で紅葉が見頃となり、ここ数日は「濡(ぬ)れ落ち葉」の情緒ある光景が広がっている。
丙申堂の庭園には約20本のモミジがあり、品種もイロハモミジなどいろいろ。例年、市街地でも遅く11月下旬に見頃を迎えるが、今年は2週間ほど早く7日ごろから見頃となった。
降ったりやんだりの天気が続いた10日午前は、鮮やかな赤や黄、まだ緑色のさまざまな色の葉が残る中、足元には濡れ落ち葉が敷き詰められ息をのむ美しさ。
埼玉県桶川市からJRの会員パスを利用して一人旅で訪れた女性(67)は「藤沢作品やテレビで紹介される鶴岡を見て、一度訪れたいと思っていた。ベストシーズンに来られて、しかも紅葉の落ち葉がきれいで感動している」と話していた。
今季の開館は今月30日まで。入館料は近くの別邸「釈迦堂」と共通で大人400円、小中学生200円。問い合わせは克念社=電0235(22)0015=へ。