2015年(平成27年) 11月13日(金)付紙面より
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京都の老舗や有名店の逸品を一堂に集めた「おこしやす京都展」が12日、酒田市のマリーン5清水屋5階催物会場で開幕。初日午前から早速、「京の味」「京の技」を買い求める市民らでにぎわっている。
酒田での京都展は、酒田大火(1976年)からの復興を記念し、79年に京都市と京都商工会議所、同市観光協会、京都名店会が初めて企画。以来、毎年11月中旬に開催して今年で37回目。酒田に冬到来を告げる風物詩として定着している。
今回は歴史と伝統に培われた古都を代表する43店が出店、和洋菓子、漬物などの「味」、香や数珠、刃物といった「技」の逸品が並ぶ。初出店は、麩まんじゅう「麩房老舗」、鶏の空揚げ「とり山卯吉」、ドレッシング「味工房 志野」、草木染「HANAゆうき」の4店。会場には「おいでやす」「食べておくれやす」といった京言葉が飛び交い、買い物客は気に入ったものを次々と買い求めていた。
京都展は18日まで。14、15の両日は京舞妓・雛佑(ひなゆう)さん(19)=祇園東=が来店し、5階特設会場で華麗な舞を披露する。問い合わせなどはマリーン5清水屋=電0234(24)5511=へ。