2015年(平成27年) 11月14日(土)付紙面より
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鶴岡市湯野浜一丁目の湯野浜コミュニティセンター「コスパ」で12日、「元気もりもり地域出前講座」が開かれ、地元の高齢者らが健康体操で体を動かした。
本年度、鶴岡市が県の「地域づくりによる介護予防推進支援事業」のモデル市となり、住民主体の介護予防の推進を図ろうと出前講座を実施する地域を募集。これまで大塚町、西新斎町で開催してきた。
出前講座は市民が自分たちだけで介護予防活動ができるように支援するもの。3カ月間で、市の介護保険の状況や介護予防についての講話、高齢者の健康を助ける運動が盛り込まれた「いきいき百歳体操」、体力測定などを実施する。
3カ所目の開催となる湯野浜地区は3月末現在で人口1354人中、65歳以上の高齢者人口577人で高齢化率が市内で一番高い。体操を通して冬期間の閉じこもりを予防し、健康に過ごすための運動継続の場を設定しようと湯野浜自治会が主体となり実施した。
この日は湯野浜地区に住む66―85歳の高齢者38人が参加。初めに市健康福祉部長寿介護課の五十嵐美恵子さんが出前講座について説明。「元気なうちから介護予防に努めるのが一番効果的」と話した。続いて参加者らがDVDを参考に、声に出して数を数えながら椅子からゆっくり立ち上がって座ったり、手足を動かしたりと体操した。