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2015年(平成27年) 11月18日(水)付紙面より

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作詞作曲の介護予防体操を地域に披露 鶴中央高

 鶴岡中央高校(伊藤吉樹校長)総合学科社会福祉系列の3年生たちが16日、鶴岡市第六学区コミュニティ防災センターを訪問し、生徒たちが作詞作曲した歌とともに介護予防体操を地域のお年寄りに披露し、一緒に楽しんだ。

 同校は福祉学習の一環として「いきいき高齢者元気アッププロジェクト」に取り組んでおり、米沢栄養大の加藤守匡准教授の指導でオリジナル体操を考案。昨秋、同学区の高齢者に初めて披露し、一緒に体操をしながら交流した。昨年の「曲のテンポが速い」といった課題に対し、今回生徒たちは従来の体操に合わせゆったりした曲調の「いきいき体操の歌?TSURUOKA?」を作詞作曲。歌詞をお年寄りに覚えてもらえるようリーフレットにするなど準備した。

 この日、第六学区社会福祉協議会(加藤繁治会長)が月1回実施している会食交流会が同コミセンで開かれ、地域の70―90代のお年寄り27人が参加。会食前に3年生28人が訪問した。初めに加藤准教授の座学が行われ、「運動することで体だけでなく脳に刺激が与えられ活性化する。軽い運動を長く続けることが重要」といった内容がお年寄りに伝えられた。

 続いて生徒たちが歌とともに体操を紹介。「朝日どご浴びで 今日が始まる」「鶴岡うめもの いっぺある街」といった庄内弁の歌詞に合わせ、手足を伸ばしたり体をひねったりする運動をお年寄りと一緒に楽しんだ。

 同市道田町の齋藤朝子さん(81)は「歌がとても良かった。体操は難しくないので家でも挑戦してみたい」、同校の工藤優真さん(18)は「庄内弁の歌を気に入ってもらえて良かった。お年寄りの体力に合わせスローテンポにした。さらに改良を重ねて後輩に引き継ぎたい」と話していた。

鶴岡中央高の生徒とお年寄りが一緒に介護予防体操を楽しんだ
鶴岡中央高の生徒とお年寄りが一緒に介護予防体操を楽しんだ



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