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2015年(平成27年) 11月19日(木)付紙面より

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在来作物への理解深める

 鶴岡市の朝暘第四小学校(本間正芳校長)の4年生102人が16日、在来作物の一つ「藤沢カブ」の漬け込み体験を行った。

 地域の食文化を学ぶとともに家族の絆を深めることにもつなげようと、鶴岡市食育・地産地消推進協議会の協力を得て同校が開催。事前に担任教諭ら3人が同市藤沢の後藤勝利さんの畑で藤沢カブ24キロ(約400本)を収穫し、漬け込み方法について学んだ。

 初めに同協議会の本間育子さんが「鶴岡には温海カブ、田川カブ、藤沢カブ、宝谷カブの4種類、焼き畑で育てるカブがある。これらは在来作物と呼ばれ、種だけでなく食文化を伝えてくれる文化財でもある」と在来作物について紹介した。

 続いて児童たちが藤沢カブを一つ一つ丁寧に水で洗った。その後、ひげや根の先を取り、担当教諭らが準備した酢・砂糖・塩を入れたビニール袋に詰めて漬け込んだ。漬物は約2週間で完成し、完成後は全校児童で食べるという。

 阿蘇雅史君(9)は「ひげを取るのが楽しかった」、成澤碧さん(10)は「食べるのが楽しみ。きれいな色になるといいな」と笑顔で話していた。

児童たちが藤沢カブの漬け込みを体験した
児童たちが藤沢カブの漬け込みを体験した



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