2024年11月21日 木曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2016年(平成28年) 12月15日(木)付紙面より

ツイート

働く環境ややりがいに理解 鶴工高2年生が地元企業と意見交換

 県庄内総合支庁主催の「高校生と地元企業との交流会」が13日、鶴岡市のマリカ市民ホールなどで開かれた。地元に就業場所を有する企業が参加し、高校生たちが働く環境について理解を深めた。

 地元就職に関する意識の向上や機運の醸成を図り、高校卒業後や進学先卒業後の地元定着を促進しようと実施。3年目となる本年度は11月に酒田光陵高校を対象に開催したのに続き2回目。

 この日は鶴岡工業高の2年生195人、企業側は製造業を中心に建設業やサービス業、医療、福祉、情報通信など庄内一円の36社が参加。高校生は約6人のグループで各社のブースを回り、30分ずつ4社の説明を聞いた。各社のブースでは企業の担当者が会社概要や業務内容、求める人材像などを説明。生徒たちはメモを取りながら真剣な表情で説明を聞き、「採用されるために必要なことは」「仕事のやりがいを感じるのはどんな時」などと質問していた。

鶴岡工業高の2年生が地元企業と交流した
鶴岡工業高の2年生が地元企業と交流した


2016年(平成28年) 12月15日(木)付紙面より

ツイート

高校生ビジネスプラングランプリ 光陵高2年連続ベスト100入選

 日本政策金融公庫が全国の高校生を対象に募集した「第4回高校生ビジネスプラン・グランプリ」で、酒田市の県立酒田光陵高校CSR研究チーム(齋藤望美代表、8人)によるプラン「産業廃棄物で山居倉庫の欅を救え! 「共生のまちの力」で酒田の観光資源を守る」がベスト100に入選。表彰式が13日、同校で行われ、同公庫酒田支店の木村亘支店長が賞状を手渡した。

 高校生に対する起業教育推進を目的に日本公庫が2013年から実施しているコンテスト。4回目の今年は、全国の324校から2662件のプランがエントリー。審査の結果、光陵高チームによるプランは、最終選考に進出する10プランを含めたベスト100に選ばれた。本県からは唯一のベスト100入りで、同校としては2年連続。

 齋藤代表はじめ国際経営科3年生8人が夏休み明けから放課後などに練ったプランは、伐採された山居倉庫のケヤキの枝を用い、授産施設で働く障害者が木製キーホルダーを製作するもの。キーホルダーには市公認キャラクター「あののん」「もしぇのん」、ニュージーランド出身で本県スポーツ国際交流員のベンジャミン・ボウルズさん(ボート競技)による「TOGETHER AS ONE(みんな一つに)」をイメージして考案したデザインを、同校工業科の生徒が作成した焼き型で焼き印を押す。「酒田のお土産品」として販売、収支計画では3年後に売上高9884万円、純利益1331万円を目指す。

 表彰式は同校校長室で行われた。鈴木和仁校長、庄司豊教頭らが見守る中、木村支店長は齋藤さんに賞状を手渡し「産業廃棄物を削減するとともに、障害者の所得向上、さらに環境保全につなげるという視点が素晴らしい。後輩に引き継いで来年度以降もこのグランプリに挑戦してほしい。おめでとう」と激励した。

 地元企業への就職が決まっている齋藤さんは「プラン作成を通し、自分で先を見通して計画を立てていくことの大切さを学んだ。社会人になっても忘れず、考えながら行動したい」と語った上で、「障害者の所得向上は2012年の開校時から先輩たちが取り組んできたもの。後輩からも引き継いでもらえたら」と話していた。

木村支店長(左)から賞状を受け取り笑顔の光陵高CSR研究チームのメンバーたち
木村支店長(左)から賞状を受け取り笑顔の光陵高CSR研究チームのメンバーたち



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field