2016年(平成28年) 4月17日(日)付紙面より
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田川地区の各高校の生徒たちが16日、花見客でにぎわう鶴岡公園内で、熊本地震で被災した人たちへの義援金を呼び掛けた。「熊本地震で被災した人たちへの支援をお願いします」と、生徒たちの声に応えて家族連れなどが善意を寄せた。
募金活動は、「平成29年度全国高等学校総合体育大会」(南東北インターハイ=IH)のPR活動に合わせて行われた。同IHは来夏、山形、宮城、福島の南東北3県で開催される。これに合わせ、3県はそれぞれ「高校生活動推進委員会」を設置。単独や連携でさまざまなPR活動を行っている。16日はもともと県高校生活動田川地区推進委員会がPR活動を予定していたが、14日の熊本地震の発生を受け、同委員会メンバーの発案で急きょ募金活動も行うことにした。
この日は田川地区各校の生徒約30人が参加。午前と午後に分かれ、花見客に南東北IHをPRするポケットティッシュを配った。同時に女子生徒が募金箱を手に「熊本地震への支援をお願いします」と呼び掛けると、家族連れなどが次々と小銭やお札を入れていた。
2016年(平成28年) 4月17日(日)付紙面より
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鶴岡市由良の「海洋つり堀」が16日、今シーズンの営業を開始した。初日は大勢の親子連れなどが訪れ、大物を狙って釣りざおを並べた。
海洋つり堀は1978年に市が開設。海釣りを手軽に楽しめることから県内外からの団体客も多い。昨年、これまで運営していた市から、由良地区の漁業者や自治会関係者で立ち上げた「一般社団法人海の駅ゆら」(佐藤義男理事長)に経営が移行されて再スタートした。昨年の利用者は約1万4200人。
オープン初日は、晴天に恵まれ、午前9時の開場を前に、大勢の家族連れが行列をつくった。受け付けを済ませると、われ先にとさおを伸ばした。
釣り堀の縁付近はクロソイ、カサゴ、アイナメなどが釣れるとあって人気のポイント。さおがぶつかりそうになりながら、魚との勝負を楽しんでいた。
今シーズンの営業期間は10月中旬ごろまでで、毎週火曜日が定休日。5月の連休と、7、8月は休まず営業。営業時間は午前9時から午後5時まで。釣り堀利用料は釣りざおと餌代込みで一般1100円、中学生以下550円、入場のみは110円。海の駅ゆらの佐藤美喜雄統括部長は「5月の連休ごろはイナダ、8月ごろからタカバなど、季節に合った地物の魚を用意する。子どもでも楽しめるのでぜひ訪れて」と話していた。
一方、海の駅ゆらでは、つり堀オープンに合わせて「ヒラメ祭り」を開催。来月20日までの期間、ヒラメを格安で販売するという。