2025年4月12日 土曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2016年(平成28年) 7月20日(水)付紙面より

ツイート

庄内沖のマグロに舌鼓

 鶴岡市由良の産直「海の駅ゆら」で18日、地元の漁師が水揚げしたメジマグロ(クロマグロの幼魚)の解体披露と刺し身を使った鉄火丼の提供が行われた。「海の日」に合わせた企画で、内陸地方などから海水浴に訪れた家族連れが、新鮮な庄内沖のマグロに舌鼓を打った。

 このメジマグロは体長約90センチ、重さ7・4キロ。マグロはえ縄漁の海生丸船長・五十嵐健生さん(42)=同市由良二丁目=が前日の17日、温海沖約20キロで漁獲した10匹のメジマグロのうちの1匹。由良地区の漁業者らで昨年立ち上げた一般社団法人海の駅ゆらが、海水浴客らに楽しんでもらおうと、解体ショーを開いた。

 産直にある食堂で行われた解体では、漁師の五十嵐さん自らが包丁を手に20分ほどでマグロをおろし、海の駅の担当者がイカを使った庄内沖のマグロ漁について解説。家族連れが写真を撮るなどして興味深そうに見物し、大人たちからは「おいしそう」といった声も漏れた。

 解体されたマグロは、すぐに鉄火丼にして魚のあら汁と一緒に1000円で提供された。山形市から3世代家族6人で海釣りに訪れた小学1年の渡部成遂(なると)君(7)は「マグロを初めて見たけど、大きくてびっくりした。僕も釣ってみたい。食べるのが楽しみ」と話し、マグロの解体に見入っていた。

 海の駅ゆらは、漁業者と連携したイベントを今後も随時企画し、庄内浜の魚を広く紹介していく。

はえ縄漁で水揚げしたメジマグロの解体を披露する五十嵐さん(左)
はえ縄漁で水揚げしたメジマグロの解体を披露する五十嵐さん(左)


2016年(平成28年) 7月20日(水)付紙面より

ツイート

「だだちゃ豆直売所」オープン

 鶴岡市白山のJA鶴岡大泉支所駐車場で18日、本場の「だだちゃ豆直売所」がオープンし、今シーズンの営業をスタートした。産直とは違った生産者との対面販売で、初日から待ちかねたファンが買い求めた。

 大泉地区は「白山だだちゃ」をはじめ、だだちゃ豆の主力産地。直売所は農協婦人部を中心にした同JA大泉枝豆直売グループ(木村祝会長、会員16人)が1980年から毎年この時期に開設し、今年で37年目。

 同支所によると、今年は生育当初は雨が少なく丈伸びが心配されたが、このところの雨で順調。早めと思われた収穫も例年通りで、作柄もいいという。

 初日のこの日は、早生品種「小真木」の枝付き(1束1キロ)とさやのみ(600グラム入り)を合わせて約150束分を用意。あいにくの小雨模様となる中、県内外から「初物」を求めるファンが足を運び、「味見していけ」「だんだんともっとおいしくなっから」と売り子の会員との会話を楽しみながら買い求めた。

 新潟市から夫婦連れで訪れた西村謙治さん(60)は「ネットで調べて初日に来た。新潟の茶豆もあるが、こちらの味と微妙に違って、だだちゃを食べたくて買いに来た」と話していた。

 直売所は8月末まで毎日午前8時半から午後5時まで開設(午後3時以降は売り切れ次第終了)。今月末から「早生甘露」、8月初旬から「甘露」、同中旬から「早生白山」、同18日ごろから「白山」が並ぶ予定。小真木のみ700円、その他は800円。問い合わせはJA鶴岡大泉支所=電0235(22)2460=へ。

37年目を迎え、対面販売、枝付きの販売も珍しくなってきたという「だだちゃ豆直売所」。「海の日」の18日から今年の営業がスタート
37年目を迎え、対面販売、枝付きの販売も珍しくなってきたという「だだちゃ豆直売所」。「海の日」の18日から今年の営業がスタート



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field