2017年(平成29年) 6月28日(水)付紙面より
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2020年東京五輪・パラリンピックにおけるニュージーランド・トライアスロンチームの「ホストタウン」として登録された酒田市が招待し、市内で開催された第32回みなと酒田トライアスロン「おしんレース」(25日)に出場、エイジの部で優勝したカイル・スミス選手(19)=同国・タウポ市=が26日午前、酒田市庁舎を訪問し、丸山至市長らと懇談した。
スミス選手は2014年に開催された世界ジュニアアクアスロン(スイム+ラン)選手権で優勝して頭角を現し、昨年はオセアニアトライアスロン連合(OTU)スプリントオセアニアカップのフィジー大会で優勝するなど活躍、東京五輪出場を目指している。
市の招待で今月23日に酒田入りし、同日夕には県立酒田光陵高校(鈴木和仁校長)を訪れ、生徒たちと交流。24日夕のおしんレースカーボパーティーにも出席した。
25日のレース(スイム1・5キロ+バイク40キロ+ラン10キロ)では、他を全く寄せ付けず唯一、2時間を切る1時間53分05秒のタイムで優勝。その足で市光ケ丘陸上競技場に駆け付け、子どもたちと交流した。
26日は地球儀をかたどったおしんレース優勝トロフィーを手に訪問し、丸山市長、東北公益文科大ニュージーランド研究所長を歴任した矢口明子副市長と懇談。スミス選手は「おしんレースはクールなレース。酒田はもう一つのホームだ。機会があれば、再び来たい」と語った。丸山市長は「東京五輪にぜひ出場してほしい。その際は東京に行って応援の旗を振りたい」と述べた上で、「酒田とニュージーランドをつなぐアンバサダーになって」と続け、「国際親善市民証」を手渡した。
スミス選手は同日午後、空路で帰途に就いた。