2017年(平成29年) 6月29日(木)付紙面より
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新潟県の村上信用金庫(本部・村上市、大滝愼一理事長)の顧客組織「村上しんきん年金友の会」一行約120人が26、27の1泊2日の行程で来庄し、庄内観光を満喫した。
鶴岡信用金庫(佐藤祐司理事長)と村上信金が昨年4月、地域経済の活性化と交流人口の拡大を目的に業務提携を締結しており、今回のツアーはこの提携の一環で初めて行われた。村上信金側は、初めてという全7本・支店合同の年金友の会ツアーを企画して応じた。
ツアーテーマは「あなたの知らない庄内の旅」。隣接する地域だが、酒田市の相馬樓での酒田舞娘(まいこ)の演舞鑑賞、鶴岡市の出羽三山神社合祭殿での昇殿参拝と祈祷(きとう)など、個人旅行ではなかなか体験できないメニューを盛り込んだ。
一行は初日の26日、最上川舟下りを楽しんだ後、酒田市の相馬樓、山居倉庫を巡り、鶴岡市の由良温泉「ホテル八乙女」に宿泊し、佐藤鶴岡信金理事長らの歓迎を受けた。27日は鶴岡市の櫛引地域でサクランボ狩りを楽しみ、出羽三山神社、庄内観光物産館、国指定史跡旧庄内藩校致道館、荘内神社などを巡った。致道館では地元の観光ガイド協議会のガイドで、藩校教育の一端に触れ、鶴岡信金の若手職員が付き添ってもてなした。
ツアーに参加した村上市の渡邉順次郎さん(82)は「これまで3回ほど庄内観光に来た。今回はその復習の意味で参加したが、出羽三山で正式参拝でき、とても感動した。これまでとは違う庄内を見て体験できて楽しかった」と話した。