2017年(平成29年) 12月17日(日)付紙面より
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荘内銀行(本店・鶴岡市、上野雅史頭取)は、ATM(現金自動預払機)などを搭載した移動店舗車1台を導入し、19日(火)から運用する。統合などで店舗のない地域を巡回し顧客の利便性向上に応えるもので、当面は15日で営業をやめ本店に統合された旧三瀬支店駐車場で営業する。移動店舗車の導入は県内の地方銀行では初めて。
運用に先立ち、15日に本店駐車場で完成披露セレモニーが行われ、上野頭取や皆川治鶴岡市長ら4人がテープカット。3トントラックを改修し、荷台部分にATMと窓口業務を行える店舗を搭載した移動店舗車がお披露目された。トラックの両面は海面を模した水色で同行マスコットキャラクターやクラゲなどが描かれている。
移動店舗車の営業時間は午前10時―午後2時。行員3人と運転手1人で運行し、取り扱い業務は預金の新規口座開設、預け入れ・引き出しなど一般的な銀行業務を行う。当面は旧三瀬支店駐車場で毎週火曜日に営業。その後の運行スケジュールはホームページで告知する。
同行では「統合によって窓口がなくなった地域のサービスを維持し、巡回によって店舗がなかった地域での新たなチャネルを開拓するなどサービスネットワークの充実を図りたい。また、発電機も塔載しているので災害時の被災地巡回、電源供給といったことも可能」と話している。