2024年12月3日 火曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2017年(平成29年) 7月23日(日)付紙面より

ツイート

酒田港からの花王紙おむつ輸出 「貿易黒字」の原動力に

 東京税関酒田税関支署は今年上半期(1―6月)の管内の貿易概況(価額の速報)をまとめた。輸出は前年同期比30・5%と大幅増の417億3800万円、輸入は12・0%増の398億400万円で、差し引き19億3400万円の輸出超過となった。輸出は7期(3年半)、輸入は2期(1年)それぞれ連続の増加。同支署によると、半期ごとの貿易収支で「貿易黒字」の輸出超過となるのは2005年上期以来、12年ぶり。

 輸出は電算機類(周辺機器を含む)が前年同期比42・2%減の2億8500万円と減少したが、「その他の雑製品」が61・0%増の239億1200万円、記録媒体(記録済みを含む)が57・5%増の96億1800万円、電算機類の部分品が33・6%増の33億8200万円と増えた。「その他の雑製品」の増加分(約90億円)が輸出全体の増加分(約97億円)の約93%を占めた。

 輸入は、電算機類(周辺機器を含む)が前年同期比44・3%減の22億7200万円、音響・映像機器(部品を含む)が43・9%減とそれぞれ減少したが、重電機器が前年同期の10倍の11億5300万円と増加した。

 酒田港では花王酒田工場の紙おむつ輸出が好調で、コンテナ貨物の取扱量が2014―16年の3年連続で過去最高を更新するなど、同港の飛躍をけん引している。

 今回の統計でも細目は公表されていないが、紙おむつは輸出大幅増への貢献度が高い「その他の雑製品」に含まれており、12年ぶりの「貿易黒字」の原動力になったとみられている。

 一方、毎月公表している貿易概況の6月分は、輸出は前年同月比14・7%増の60億1900万円、輸入は46・4%増の78億6000万円で、差し引き18億4100万円の輸入超過となった。前年同月比で輸出は8カ月連続の増加、輸入は2カ月ぶりの増加。

 輸出は、個別半導体が前年同月比61・0%減の7700万円、電算機類(周辺機器を含む)が75・0%減の3200万円と減少したが、記録媒体(記録済みを含む)が14・6%増の11億4500万円、電算機類の部分品が前年同月比178倍の9億7400万円と大幅に増加した。

 輸入は、電算機類の部分品が前年同月比72・2%増の27億8800万円、石炭が33・6%増の15億600万円と増加した。


2017年(平成29年) 7月23日(日)付紙面より

ツイート

地域活性化へ思い新た 「みなとオアシス加茂」登録証授与式


 国土交通省港湾局の「みなとオアシス加茂」登録証授与式が22日、鶴岡市の加茂レインボービーチで行われた。国や県、地元関係者が集まり、全国98カ所目の登録を祝うとともに、情報発信強化による観光振興、交流拡大、地域活性化への思いを新たにした。

 みなとオアシス制度は2003年創設。県内では、みなとオアシス酒田(05年)、みなとオアシス鼠ケ関(06年)に次いで3カ所目の登録で、加茂水族館を代表施設、加茂レインボービーチ、加茂緑地を構成施設としている。登録地域は、国交省がホームページやパンフレットでPRするほか、道路地図への掲載や道路標識設置への支援などがある。

 登録証授与式には関係者約80人が出席。菊地身智雄国交省港湾局長のあいさつを浅輪宇充大臣官房技術参事官が代読し、舟山康江参院議員、志田英紀県議会議長らが来賓あいさつ。岡邦彦東北地方整備局副局長から榎本政規鶴岡市長へ登録証が手渡された。

 榎本市長は「加茂水族館やレインボービーチ、加茂水産高校、県水産試験場を一体的に活用しながら加茂地区が進めた地域活性化の取り組みが評価され、今回の登録となった。資源を生かし、さらなる活性化につなげたい」と謝辞を述べた。大漁旗がはためく中、油戸を中心にした地元住民たちが、勇壮な「南中ソーラン」の踊りを披露。みなとオアシス加茂の登録を祝った。

みなとオアシス加茂の登録証が鶴岡市に授与され、関係者が笑顔で記念撮影
みなとオアシス加茂の登録証が鶴岡市に授与され、関係者が笑顔で記念撮影

登録を祝い地元住民が加茂の海を背景に南中ソーランの踊りを披露した
登録を祝い地元住民が加茂の海を背景に南中ソーランの踊りを披露した



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field