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2018年(平成30年) 1月31日(水)付紙面より

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酒田市の南洲神社入り口看板 鹿児島銀行の寄付で修復

 幕末の英雄・西郷隆盛(南洲、1827―77年)を祭る酒田市飯森山二丁目の南洲神社で、入り口の看板が、西郷の故郷・鹿児島県鹿児島市に本店を置く鹿児島銀行の寄付によって修復された。旧庄内藩士が西郷の教えを「南洲翁遺訓」にまとめた縁で交流を深めてきた庄内と鹿児島。地元の関係者は「先人が築いてきた心と心の交わりがまた形になり、うれしい」と感謝している。

 庄内は戊辰戦争で会津と共に新政府軍の標的となり敗れたが、庄内への戦後処置は会津に比べ寛大だった。それが西郷の指示によるものと知った旧藩主・酒井忠篤らは鹿児島に行って西郷に学び、その後、元中老の菅実秀が中心になって西郷の教えを「遺訓」にまとめ、全国に配った。

 南洲神社は、遺訓に感銘を受けた元教員の長谷川信夫氏が中心になって1976年6月、自宅敷地内に鹿児島の同神社を分霊して創建。遺訓を仲間と学び合う中で、西郷をより身近に感じていたいという願いに基づく創建のため、神社を管理している荘内南洲会(水野貞吉理事長)は宗教法人ではなく、公益財団法人となっている。

 水野理事長によると、今回は、鹿児島銀行の上村基宏頭取が昨秋、同神社を訪れた際、鹿児島から遠く離れた東北の地で西郷を大切にしてくれていることに感激。帰郷後の12月初め、同じ地方銀行として交流のある荘内銀行(本店・鶴岡市)を介し、看板修復を申し出た。看板は神社創建時に作られたもので、塗装が剥げるなど老朽化していたが、会員の会費で細々と運営している南洲会では「直したくても、経費の捻出が難しかった」(水野理事長)という。

 工事は今月6―20日に行われ、完成した。白地に黒々とした文字で「南洲神社」と鮮明に書かれた。

 このほど鹿児島を訪れ、上村頭取に感謝を伝えてきたという水野理事長は「西郷先生と菅先生をはじめ、先人が築いた鹿児島と庄内の心の交わりが今回また、このような形になり、うれしい」とする。今月からは西郷を主人公にしたNHK大河ドラマ「西郷どん」が始まり、神社への来場者も急増しているとのことで、「きれいな看板で迎えることができる。多くの人が訪れ、西郷先生の教えや先人の心の交わりに関心を持ってもらえれば」としている。

 神社に隣接する南洲会館には、西郷直筆の書や、沖永良部島への流刑時に使っていたという遺品などを展示、無料で公開している。

鹿児島銀行の寄付で修復された南洲神社の看板。右は水野理事長
鹿児島銀行の寄付で修復された南洲神社の看板。右は水野理事長


2018年(平成30年) 1月31日(水)付紙面より

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酒田・南平田小「赤ねぎ収穫祭」 一緒に調理、歌と手紙も披露

 教えてくれてありがとう―。酒田市の南平田小学校(阿彦裕光校長)の3年生47人は昨年、同市平田地域特産「赤ネギ」の栽培に挑戦した。30日は、栽培指導者を招き「赤ねぎ収穫祭」が同校で行われ、外部講師を務めた山形大農学部認定「やまがた在来作物案内人&マイスター」の農業、冨樫文雄さん(75)=同市砂越=らに児童たちが感謝の意を表した。

 同校では12年前から毎年、冨樫さんの指導、教育ボランティアを務める保護者の協力で3年生が総合学習を活用して赤ネギの栽培に挑戦。昨年も5月下旬に学校脇にある約2アールの畑に播(は)種。同11月の収穫、その後の袋詰め・販売まで冨樫さん、保護者と共に各種作業を随時体験してきた。

 児童たちは最初、収穫祭で食する「赤ねぎチーズまきベーコン」の調理。長さ5センチほどに切りそろえた赤ネギをベーコンで巻き、さらに粉チーズとこしょうをまぶしホットプレートで焼き上げるものので、自ら考案した。児童たちはこんがりと焼き色が付くまでじっと見つめていた。

 収穫祭では、冨樫さんが持ち寄った「つや姫」のおにぎりと一緒に味わったほか、オリジナルの「赤ねぎの歌」を児童が披露。さらに感謝の思いをつづった手紙を冨樫さん、教育ボランティアの保護者に手渡した。高橋悠太君(8)は「栽培は大変だったけど、収穫できた時はうれしかった。料理はうまくいった。指導・協力してくれた人たちに感謝したい」と話した。

赤ねぎ収穫祭で食べる料理を調理する児童たち。中央が外部講師の冨樫さん
赤ねぎ収穫祭で食べる料理を調理する児童たち。中央が外部講師の冨樫さん



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