2018年(平成30年) 4月13日(金)付紙面より
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「歩行者保護」(ほこほご)意識を職場や家庭で向上・浸透させて交通事故発生の抑止を図ろうと、鶴岡警察署(西塚隆一署長)と鶴岡地区安全運転管理者協議会(難波眞一会長)は12日、鶴岡市の鶴岡信用金庫を歩行者保護推進事業所として委嘱した。
同協議会では、歩行者が犠牲となる交通事故の多発を受け、「ほこほごキャンペーン」として2015年から展開。職場ぐるみの歩行者保護の実践を呼び掛け、県内一安全安心な鶴岡を目指すもの。
同年からこれまで約20の事業所に対して推進事業所として委嘱しており、今回は「春の交通安全県民運動」(6―15日)に合わせて鶴岡信用金庫へ委嘱することになった。事業所の車両に「ほこほご」ステッカーを貼付して普及を図るとともに、「横断歩道での交通ルールの順守」「従業員家族への交通安全呼び掛け」などに取り組んでもらう。
この日は、同署や同協議会、鶴岡地区地域交通安全活動推進委員協議会などから計15人が同金庫本部を訪問。難波会長から同金庫の加藤捷男会長へ委嘱状が手渡された。鶴岡地区交通安全協会長でもある加藤会長は「日頃から役職員に対して事故防止を推進しているが、あらためて意識高揚を図っていく。交通安全関係団体が鶴岡署の指導の下、一致協力して事故防止に取り組んでいきたい」とあいさつした。
同署管内では昨年、交通死亡事故が8件発生し、このうち6件で歩行者が犠牲となっている。