2018年(平成30年) 4月13日(金)付紙面より
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鶴岡市街地の鶴岡公園や内川沿いの桜(ソメイヨシノ)が見頃となり、12日は日が差す穏やかな天候に誘われて、花見散策をする多くの人たちの姿が見られた。
10日まで花冷えの日が続いたが、11、12日に鶴岡の日中の気温が20度ほどの陽気となり、開花が一気に進んだ。鶴岡市街地の花見スポットは満開に近い状態。「日本さくら名所100選」に選ばれている鶴岡公園では12日、朝から夫婦や家族連れ、ペットと一緒に堀端や疎林広場の桜並木の下で散歩を楽しむ人たちの姿が多く見られた。昼時に近づくと、公園内に並んだ露店周辺もにぎわいを増した。
この日、鶴岡市郊外に足を運べば、残雪を抱える月山の遠望がくっきり。花々が咲き始め、ミツバチも飛び交う。残雪の月山と花の共演の庄内らしい春の光景に出合った。近郊の桜の名所、馬渡や松ケ岡の桜並木は開花したばかり。例年、市街地の数日後に見頃を迎える。
山形地方気象台によると、県内は13日、高気圧に覆われて晴れるが、気圧の谷の影響により朝晩を中心に曇りで、雨の降る所がある見込みという。週末の14、15日の庄内地方は曇りや雨の見込み。