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2018年(平成30年) 4月19日(木)付紙面より

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龍澤山善寳寺 龍王講春大祭と花まつりにぎわう

 鶴岡市下川の龍澤山善寳寺(五十嵐卓三住職)で18日、一年間の漁の安全を祈願する龍王講春大祭と、釈迦(しゃか)の誕生を祝う花まつりが行われた。酒田舞娘(まいこ)の演舞も善寳寺で初披露され、大勢の信徒らでにぎわった。

 海を守護する龍神を祭る同寺の春大祭では、全国各地の信者らで組織する龍王講の大祈祷(きとう)が行われる。今年は18―21日の4日間開催され、正午からの演芸では18、20日に酒田舞娘の演舞、19、21日は地元出身で吉本興業所属の三浦友加さんの手相占い講座が企画されている。

 初日の18日は約300人が参列。大祈祷を前に行われた花まつりでは、地元のにしごう保育園とひばり保育園の年長児計10人による稚児行列。本堂内では園児たちが五色の色紙で作られた縁起物のハスの花をまく「散華」と続いた。大祈祷では、僧侶の読経に合わせ、漁の安全と豊漁を願い信徒らが手を合わせていた。

 相馬樓(酒田市)の酒田舞娘を迎えた演舞ではあでやかな舞が披露され、訪れた人は、江戸時代に栄えた北前船とゆかりの深い善寳寺と相馬樓の酒田舞娘のつながりに思いをはせながら楽しんでいた。



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