2018年(平成30年) 7月4日(水)付紙面より
ツイート
陸上女子円盤投げの齋藤真希選手(17)=鶴岡工業高3年=の日本陸上競技選手権の優勝報告会と、U20世界陸上競技選手権(10―15日、フィンランド)出場の壮行会が2日、同校で開かれた。同級生らからのエールを受けた齋藤選手は、少しはにかみながらも「記録を狙い、ベストの体調で臨む」と力強く宣言した。
齋藤選手は6月24日に山口県で開かれた第102回日本選手権決勝で51メートル42を記録、自身初優勝を飾り、高校生の優勝は戦後初という記録も残した。U20世界選手権の日本代表にも選ばれている。
この日は全校生徒約570人の拍手で齋藤選手が入場。同校の長谷川啓次スポーツ後援会長の激励や、城畔同窓会の佐藤弘会長からの強化費として10万円の激励金贈呈、応援団のエールと続いた。阿部進校長は「出場種目では唯一の高校生として他を寄せ付けずに優勝。われわれにとっても誇り」と日本選手権優勝をたたえるとともに、U20世界選手権の開催地・フィンランドにちなんで、「夏のサンタクロースとしていい報告をお願いしたい。55メートルの大アーチを描いて」と期待を込めた。
齋藤選手は「何色とは言えないが、いいプレゼントを持って帰りたい」と当意即妙のコメント。さらに「同じアジア圏として中国には負けたくない。予選突破基準の50メートル以上は出したい」と闘争心を燃やした。
競技日程は現地時間で10日に予選、12日に決勝となっている。