2024年11月27日 水曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2018年(平成30年) 7月6日(金)付紙面より

ツイート

今後も支援、相互交流へ NZトライアスロンCEOと会談

 2020年東京五輪・パラリンピックでニュージーランド(NZ、競技・トライアスロン)のホストタウンになっている酒田市の丸山至市長は4日、同国トライアスロンチームのクレア・ビードCEO(最高経営責任者)らとインターネット回線を使って会談し、市の同国若手選手育成への支援を継続するなど、今後も相互交流を深めていくことを申し合わせた。

 市は本年度、市ホストタウン推進協議会(会長・丸山市長)を通じて資金を拠出し、同国若手選手を日本に招いて転戦してもらうため海外渡航費や国内滞在費の一部を負担するスカラシップ(奨学金)制度を創設した。同制度を使い先月21日から今月8日まで、大学生のヤヌス・スターフンバーグさん(19)と高校生のルーベン・トンプソンさん(17)の2選手が訪れ、みなと酒田トライアスロン(おしんレース、先月24日)をはじめ国内3大会を転戦している。

 この日の会談は、この2選手の滞在に合わせて実施。酒田産業会館1階の市産業振興まちづくりセンター「サンロク」に、丸山市長とこの2選手が訪れ、NZトライアスロンチームのビードCEOと、昨年10月に市が事前キャンプ誘致に向けて招き関連施設を視察してもらったマーク・エリオット強化部長の2人と約30分間、話し合った。

 丸山市長は「素晴らしい選手を送っていただき、感謝。五輪の後も交流したい。支援をよろしく」、ビードCEOは「これから一緒に良い結果が出るよう頑張りたい。これからもNZのトライアスロンを応援してほしい」とそれぞれあいさつ。スターフンバーグさんは「温かい歓迎がうれしい。プールやトラックなどの環境も良く、食べ物もおいしい」、トンプソンさんは「すごく良い環境でトレーニングできている。支援も手厚く、成長につながる」と酒田滞在の印象を語った。

 エリオットさんは「酒田のコミュニティーやトレーニング環境がとても良く、日本文化と接することができ、ありがたい」と感謝。その一方で、今回の2選手がおしんレースの初心者部門で1、2位になったことなどを踏まえ、「酒田とトライアスロンの交流を続けるため、JTU(日本トライアスロン連合)に協力を要請し、おしんレースを国内外のトップ選手が集まる大会にしてほしい。スカラシップ制度を日本の選手も使えるようにしてほしい」と要請。若手選手育成を狙いにしたスカラシップ制度が、より実効性のあるものになる環境づくりを求めた。

 酒田市とNZトライアスロンチームは先月、酒田市がスカラシップ制度を設けて若手選手育成を支援する一方、NZ側は同市で東京五輪の事前キャンプを行うことを検討することを主な内容とする基本合意を締結している。

丸山市長(手前)らがネット回線でNZトライアスロンチーム関係者と会談
丸山市長(手前)らがネット回線でNZトライアスロンチーム関係者と会談



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field