2018年(平成30年) 7月12日(木)付紙面より
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出羽商工会(本所・鶴岡市大山、上野隆一会長)が受け入れを進めているベトナム技能実習生が決まった。ハノイ周辺の町村に住む19歳から26歳までの女性13人で、来年1月から同商工会管内の企業4社に配属される。
今月1日から4日までの3泊4日の日程で、出羽商工会の田澤宏之事務局長ら関係者合わせて7人がベトナムを訪問。技能実習生の候補者23人を面接し、協調性や勤務歴、労働意欲にあふれた13人を選んだ。
技能実習生を受け入れるのは、コイル製造「ウエノ」のほか、電子・電気機器の組み立て会社で、1社につき3人から4人配属される。
今後は、入国手続きや住まいの手配、技能実習計画の作成を進める予定。実習生は今年12月に来日し、就労スタートを前に1カ月間にわたって日本語研修を受ける。
田澤事務局長は「採用することになったベトナム技能実習生の中には、涙を流して喜んでくれた女性もいた。それだけ日本に来て働きたい、という意欲の表れ。地元企業で活躍してほしい」と話していた。
今後は、第1号となるベトナム技能実習生の実績をつくり、受け入れる職種を広げていきたい考えだ。
また、ハノイで農機具の市場調査も実施し、赤川農機農キングの佐藤一夫社長が現地の農機具販売会社と交渉。中国と比べて日本の中古農機具は丈夫で安く、需要が見込めることを確認、今後具体的な輸出交渉を進めていくことにした。