2018年(平成30年) 7月18日(水)付紙面より
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鶴岡市昭和町の八坂神社(齋藤元宮司)で15日、例大祭の「胡瓜(きゅうり)まつり」が行われた。キュウリを手にした人たちが訪れ、神前に供えて無病息災を祈った。
同神社の祭神「牛頭天王」は厄災を退けるとして、地元住民から「天王さま」と親しまれている。例大祭では、参拝者がキュウリを2本奉納し、先に供えられた1本を「御護符」として自宅に持ち帰り、これを家族で食べると厄よけになるといわれている。奉納されるキュウリは例年、300本以上に上る。神社に奉納されたキュウリは、お札と一緒に地元住民に配られる。
この日は午前中から地元や近隣などからキュウリを手に市民が神社に足を運び、神前に設けられた台にキュウリを奉納し、無病息災を祈っていた。夕方から夜にかけ多くの参拝者が訪れた。同神社ならではのキュウリの根付けお守りを求める人の姿もあった。
午後に神事が行われた後、旧八坂町に当たる昭和町第二町内会と大東町西町内会の子どもたちがみこしを担いで地区内を練り歩き、午後7時すぎからは境内で鶴東空心会空手道スポーツ少年団による奉納演武、恒例の歌と踊りのショー、大抽選会などが繰り広げられ、大勢の住民でにぎわった。