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2019年(平成31年) 1月29日(火)付紙面より

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最後の「寒梅忌」ファン400人

 鶴岡市出身の作家・藤沢周平さん(1927―97年)の人柄や作品をしのぶ「寒梅忌」が27日、市中央公民館で開かれた。命日(1月26日)に合わせた開催は20回目の今回が最後という節目に、400人余りのファンらが足を運び、特別に企画された赤いバラの献花や、過去20年の歩みを振り返る対談、作品の朗読に耳を傾けた。

 一般公開の顕彰事業として、鶴岡藤沢周平文学愛好会(萬年慶一代表)が2000年から毎年、藤沢さんの命日直近の日曜日に開催してきた。今後開催時期を見直すとして20回目の今回がいったんの区切り。

 この日は県内外からファンが駆け付けた。赤いバラの献花では、会場入り口に設けられた祭壇に来場者全員が花を手向け、遺影に手を合わせた。開会後は「寒梅忌20年の歩み」と題して、同愛好会の松田静子顧問、萬年代表、菅原謙吾初代事務局長の3人が対談。寒梅忌開催のきっかけに始まり、多くの協力者や過去の出演者にまつわる逸話も紹介した。

 その後の記念講演と朗読では、元NHKエグゼクティブアナウンサーで京都造形大教授の松平定知さんが登壇。講演では、「100回近く読んでいるが毎回泣いてしまう」という「橋ものがたり」の5年後の再会のシーンを例に出しながら、朗読論や技法についても紹介。「蝉しぐれ」の最終章を朗読した。

 萬年代表は「今回も多くの方が足を運んでくれて感謝。藤沢文学が人々の間に深く根付くとともに、全国でファンクラブが生まれるなど広がりを見せている。寒梅忌は今回の節目をもって終止符を打ち、代わる新たな催しを温暖な時期に開催していきたい」と話した。

記念講演と朗読で登壇した松平さん。第15回でも講演しており、今回の節目にも駆け付けた(上)
記念講演と朗読で登壇した松平さん。第15回でも講演しており、今回の節目にも駆け付けた(上)

藤沢さんが好んだという赤いバラを来場者全員が献花していった(中)藤沢周平文学愛好会のメンバーが寒梅忌20年の思い出を語った(下)
藤沢さんが好んだという赤いバラを来場者全員が献花していった(中)藤沢周平文学愛好会のメンバーが寒梅忌20年の思い出を語った(下)


2019年(平成31年) 1月29日(火)付紙面より

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子ども相談ダイヤル 「チャイルドライン」復活へ

 18歳までの子どもの相談ダイヤル「チャイルドライン」の電話応対ボランティア養成講座が26日、開講した。初回は鶴岡市勤労者会館で開かれ、東北公益文科大公益学部の竹原幸太教授が講演した。

 市民による子どもの支援活動を展開する鶴岡市のNPO法人「しぇば」(富樫透代表)が県の紅花ふれあい基金の助成を受けて実施。チャイルドラインは悩み相談などを通して子どもの最善の利益実現を図ろうというもの。15年ほど前、チャイルドライン鶴岡として活動していたが、電話受け手の人員不足などで停止。今年春「チャイルドライン庄内」として再スタートを切ろうと準備を進めている。

 この日は市民や事務局など約15人が参加し、竹原教授が「『子どもたちの今』?子どもの権利と子どもの支援?」と題して講演。竹原教授は貧困や児童虐待、いじめなど子どもたちを取り巻く環境の変化を説明し、「子どもの話したい要求を感受するチャイルドラインの役割は極めて重要。勇気を持って電話をかけてきてくれた子どもの背景や苦しみを理解してあげて」と電話応対ボランティアの役割を語った。

チャイルドラインの電話応対ボランティア養成講座が開かれた
チャイルドラインの電話応対ボランティア養成講座が開かれた



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