2019年(令和1年) 10月20日(日)付紙面より
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三川町立東郷小学校(吉田健志校長、児童128人)の創立140周年記念式典が19日、同校体育館で開かれた。地域住民が見守る中、全校児童が群読や合唱を披露し、節目の年に花を添えた。
同校は1878(明治11)年に猪子集落の民家に廣文学校、善阿弥村の高禅寺に三省学校を開校したのが始まり。その後、東郷村立東郷小、町村合併により三川村立東郷小を経て、1956年に校舎を現在地に移し、68年の町制施行により三川町立東郷小となる。2006年に木のぬくもりあふれる現在の木造校舎が竣工(しゅんこう)。08年には同校舎が全国最高賞の「木の建築大賞」を受賞した。
記念式典では、実行委員長の原田利也さん(町内会長会・廣文の会会長)が「木の薫るこの校舎は子どもたちを見守る地域の教育の形が表れたもの。本校の教育がより発展を遂げ、新たな歴史を築いていくことを願う」とあいさつ。阿部誠三川町長の祝辞に続き、児童会運営委員長の鈴木雄大さん(6年)が「児童会はあいさつを頑張り、とても明るい学校になっています。これからも相撲大会やたこ揚げなどの伝統行事を引き継ぎ、ぬくもりが感じられるこの校舎で、140年という節目の年から生活も学習も楽しく元気に活動していきたい」と力強く児童代表の言葉を述べた。
最後に全校児童で群読「東郷の四季」と合唱「ふるさと」を披露。群読では四季折々の地域の豊かな自然と学校行事を織り交ぜ、「ぼくたち、わたしたちの大好きな東郷小学校…さあ飛び出そう ぼくたちわたしたちの夢に向かって」と元気いっぱいに表現した。